カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 最近、TVのインタビュー、特にプロアマ問わず若いスポーツ選手のインタビューで耳に付くのが、質問への応答時に何でもかんでも冒頭に必ず「そうですね」という言葉が付くことです。
それは、時には質問とその回答との間の脈絡に全く関係が無いのに、「そうですね」から始まるのです。
そんな連発される「そうですね」を聞いていると、段々耳障りに感じて終い、最後には、もし悪し様に言わせてもらうなら、
 「ホントにこいつ・・・、バッカじゃネェ!?」
とさえ感じてしまうのです。
一体、いつからこんなに「そうですね」が頻繁に使われる様になったのでしょうか?

 プロ野球のヒーローインタビューだけではなくて、今年で言うなら、特にメダルラッシュでインタビューが相次いだ東京オリンピックや、サッカーの国際マッチ後の選手インタビューなどで、先ず全員と言ってイイ程に、質問の後に「そうですね」と必ず言ってから質問に答えていた印象があります。
それが、質問にすぐに応えられずに、“Let me see,”という意味で、少し自分の回答を考えて整理するために、「えぇと・・・、そうですね~・・・」と言うのならわかるのですが、もう答える内容が決まっていて「そうですね」の後に間髪続けて話すのにも拘わらず、質問の度にその冒頭に必ず「そうですね」と毎回付けられると、聞く側としてはイラっとさえ感じてしまいます。
今の若い人は、慣用句で「そうですえ」と言わないと話せないのでしょうか?或いは、インタビュアーの質問をいきなり否定せずに、先ずやんわりと同意したような雰囲気を醸し出すために、敢えて「そうですね」と答えてから、「でも・・・」とか「イヤ・・・」とか否定するために、先ずは何でもかんでも「そうですね」と使っておけば無難だとでもどこかで指導でもされているのでしょうか?
【追記】
ド派手な衣装とパフォーマンスで話題の、“ビッグ・ボス”こと新庄剛志日ハム新監督。ここ数年日ハム球団は観戦者数が減少傾向だったというだけに、自前で建設する新球場への、正直“客寄せパンダ”だと思っていました。
ところが、先日選手たちにインタビューでの「そうですね」の使用禁止令を出したと聞いて、思わず「我が意を得たり!」
フーム、意外とこの人、タダモノじゃないかもしれませんネ・・・と思った次第。