カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
15年前、次女が大学進学で上京し、慣れるまでの最初の1年間だけ長女と二人で一緒に都内のマンションで暮らした時に、必要な家具を船橋にあるIKEAに車で買いに行きました。
その際、娘たち用だけではなく、松本の自宅のベランダ用にも一緒に購入し持ち帰って来たのが、折り畳みが可能なIKEAのラウンジチェアでした。
その前に使っていたチェアは地元のホームセンターで購入したモノでしたが、数年で壊れて使えなくなっていました。そのためIKEAの椅子は三代目だったのですが、以降15年経った今でも全く壊れずガタも来ていません。但し、屋根下とはいえ、文字通り風雪に耐えながら屋外のべランダで使っていたので、塗装は剥げて随分古ぼけてしまいました。
家内は、思い切って捨てて新しいのを買うように勧めてくれるのですが、古ぼけたとはいえ全く壊れてもいませんので、ダメ元で自分でリフォームしてみることにしました。
リフォームに必要なモノは、研磨のための木工用の紙やすり(サンドペーパー)と塗装用のラッカースプレーです。
紙やすりは汚れや古ぼけた塗装を剥がし、もう一度磨き直すため。目の粗さの度合いに従って、アラ磨きから仕上げの研磨まで番手に合わせて何枚かが必要ですが、ホームセンターだと色々な種類の紙やすりが揃っていますが、一枚A4サイズですので、一回用であれば大きすぎます。そこで、100均ショップで探すと、番手の違う3種類の紙やすりが2枚ずつ入ったA5サイズ(A4の半分の大きさ)の紙やすりが売られているので、今回の様なDIY作業にはもってこいです。購入したのは、番手100、200、400の3種類が入っていました。
そこで、作業で随分埃が出ますので、室内ではなく屋外のベランダで作業をします。目の粗いものから順番に番手を上げていきます。すると、無垢材の元のキレイな木目が現れます。
その上で、最初透明なラッカースプレーを吹き付けて塗装したのですが、下地部分に経年劣化に依る多少斑な部分もあったので、そこで色付きの油性の木工用スプレーでもう一度塗り直しました。色は何種類かある中で一番自然な木肌の色合いに近い(感じがする)ウォールナットにしました。また一緒に刷毛も購入し、吹き付けた後でダマにならぬ様に刷毛で塗り直すことで、ムラにならず見栄え良く仕上げることが出来ました。
さすがに新品同様とはいえませんが、15年も経ったとは思えぬ程に見違えましたので、買い替えることなく再度またベランダで使える様になりました。