カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
小田原城址公園から、もう一つの目的である小田原漁港へ向かいました。
駿河湾、富山湾と共に、日本三大深湾といわれる相模湾に面する小田原漁港。そのため豊富な種類の魚が水揚げされています。通常は業者だけですが、定期的に開かれる朝市ではその日水揚げされた新鮮な地魚などが格安で一般市民にも販売されることから、早朝から行列が出来るのだそうです。本当にイイですね、海の近くは・・・。山国からすると羨ましい限りです。
ただ我々は鮮魚を買っても捌けないので、今回のお目当ては海鮮丼などのランチと、部屋食用のお刺身やお土産用の干物などの購入です。
平日でしたので(勿論セリは終了しています)、それほど場内は混んではおらず、ワンコたちのために日陰に駐車することが出来ました。
店内は何となく下町の大衆食堂然とした雰囲気です。平日とはいえ、さすがに昼時間なので既に行列で満席。ソーシャルディスタンスをキープしながら順番を待ちます。しかし、さすがに市場の食堂だけあって回転が速く、すぐに我々の順番になりました。発券機でオーダーをし、チケットを出すと数字が書かれたプラスチックの番号札を渡され、その番号が呼ばれるのを待つ仕組み。飲み物含め全てセルフサービスです。
魚市場の食堂だけあって、さすがにアジフライもお刺身も新鮮です。特に鮮度抜群のアジは、ふっくらと厚身で甘味さえ感じられて本当に美味。感動モノでした。フライの衣は些か堅かったのはむしろご愛敬・・・。いやぁ、満足、満腹でした。
その後、鮮魚の飲食店や海産物を売る店が両側に軒を連ねる“さかな街道”で食材を物色。選んだのは、中トロの切り落としとヒラメの刺身。そしてワケアリ品というアジの干物。驚くのはその値段。マグロが600円、ヒラメが500円。干物も7枚で500円。干物はもっと欲しかったのですが、冷凍のままで松本まで持って帰れないので諦めるしかありません。
本当にお土産に信州まで持って帰りたいくらいでしたが、あの峠道をまた下るのは・・・と却下。次回来た時のための楽しみに取っておくことにしました。
それにしても、“山の中”でありながら、少し足を延ばせばこんなにも新鮮な魚が食べられる箱根。古くからの観光地としての箱根の魅力がチョッピリ分かった気がしました。
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