カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
コロナウイルス禍で、インバウンドは勿論、国内旅行も皆出控えているため、観光地はどこも閑古鳥でしょうか。
松本城もですが、図書館や美術館や博物館、公民館などの市の施設は、現在新型コロナウイルスの感染防止のために閉鎖されています。
三寒四温で時折雪が舞う寒い日でしたが、気候だけでなく、殆ど人のいない松本城公園も寒々した風景が拡がります。
黒門へ行ってみると、「閉鎖中」の案内板に記載されていた注意書きの文章。
「現在新型コロナウイルスの感染防止のために閉鎖中ですが、せっかくお越し頂いたので、天守閣には入れませんが本丸庭園は無料開放中です」とのこと。
閉鎖中であることは知っていましたが、本丸庭園が無料開放されていることは知りませんでした。入ってみると、県外から来られたのでしょう。数人の観光客の方々が思い思いに写真を撮ったり、説明版を診たり、本丸庭園を散策されていました。併せても10人もおられなかったと思います。独り占めではありませんが、国宝のお城をゆっくりと眺められて随分贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
余談ですが、昨年の旧開智学校の国宝指定に合わせ制作された「文武両宝」と記載された松本城と開智学校のポスター。「なかなか上手い!」と思いませんか。市民の誇りである二つの国宝も残念ながら今は閑散としていますが、いつになったら普段の賑わいがまた戻るのか。
松本城公園では梅が満開でした。桜は例年4月の上旬なのですが、今年は当初の3月29日予想が更に早まって27日がソメイヨシノの開花日とのこと。沢村にある松本測候所が無人化されて以降、松本の桜開花は松本城のお堀の桜が観察木となり管理事務所の職員の方が毎日チェックをされています。市内沢村の高台にある測候所から、松本では一番早く咲くと云われる外堀沿いの片端の桜の場所に近づいたため、高台にあった測候所内の標準木よりも数日開花が早くなりました。
松本城の桜が咲くと、開花宣言の三日後から夜桜会として女鳥羽川河畔から松本城の内堀周辺の桜がライトアップされ、本丸庭園も無料開放されて、観光客の皆さんだけでなく我々市民も繰り出して大変な賑わいなのですが、果たして今年は花を愛でることが出来るのか・・・。どんな年であっても桜はいつもの様に咲いてくれると思いますが、せめて花を愛でる心のゆとりが持てる様な社会になっていて欲しいと願いつつ・・・。
【追記】
コロナウイルス感染拡大防止のため、公開中止や閉鎖されていた松本城天守閣、旧開智学校、市立美術館等の市の施設は、殆どが本日25日から公開再開或いは開館となりました。
【追記2】
渡航歴などの無い松本市内在住者の感染が確認されたことに伴い、27日より市の管理する殆どの施設が再度公開中止や閉館となりました。
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