カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
松本でもお寿司が食べたくなって、久し振りに「氷見きときと寿司」松本店へ。週末の土曜日ですので、まだ6時頃でしたが結家族連れの皆さんで結構混んでいて、この店で初めての順番待ちでした。
この混雑振りなら、“何とかステーキ”の様に撤退閉店する心配は無いようです。というのも、何とかステーキはが全国で50店舗近くをここで閉店した中で、長野県内では飯田店と大町店、更には2店舗あった長野市も川中島店が閉店した由。イオンモール松本が県内初出店だった松本には現在2店舗あるそうですが、果たしてお客さん入っているのでしょうか。個人的にはどうでもイイことですが・・・。いずれにしても、報道を見るにつけ、店頭にあるらしい社長さんの写真とメッセージは撤去した方が良いのでは?と思います。
そこでエンガワも炙りで注文。光り物は初めに“おすすめ三貫セット”で試した結果、やはりこの日もアジが出色。プリプリで新鮮でした。イワシは炙りの方が好みなのですが、この日のイワシは小骨を取り切れてなかったのか少々骨っぽい。でも好きなので炙りイワシと真アジは二皿ずつ注文。
つまみ用に頼んだ玉子は、前回横浜で食べた「金沢まいもん寿司」の玉子が実に美味しくてまだ舌の記憶に残っていて、それと比べるとしっとり感が無くパサパサに感じてしまいます。更に、つまみ用にはまさに氷見が地元の“富山湾の宝石”白エビの天婦羅をいただきました。
次女の住む近くには「金沢まいもん寿司」はあるのですが、蒲田からは移ってしまったので、「美登利寿司 活」に行く機会が無くなってしまいました。昔高速バスに乗る前によく行っていた、新宿駅西口の「沼津港」は東口に移転して(少なくとも新宿店は)質が落ちました。「活」は、蒲田以外にも渋谷や池袋にもあるのですが、次女も嫁いでしまった今、そもそも上京する機会が減りました。
そのため、“海無し県”信州の松本で食べる以外は無さそうです。流通網の発達で、昔に比べれば遥かに新鮮な魚介類が食べられるようになったとはいえ、そうは言っても海の近くや需要の大きな都会とはさすがに差は歴然で、比べるべくもありません。地場の店では、一時はお好みでのネタも新鮮で豊富だった「王滝」も、寿司以外にむしろ注力しているのか、寿司ネタの数が減ってしまい、以来全く行かなくなりました。
因みに、かっぱ寿司は長野市が発祥の地ですし、勿論全国展開をしているスシローやくら寿司なども県内に幾つも出店はしています。しかし、「美登利寿司」や「まいもん寿司」などが松本に出店して来ることはあり得ないでしょう。しかし、「きときと寿司」も「まいもん寿司」同様に、北陸が本拠の所謂グルメ系回転寿司ですので、その意味で「きときと寿司」は貴重な存在。従って全国展開をしている回転寿司チェーンよりは、値段は高めになります。
例えば、「活」、「まいもん寿司」、「きときと寿司」をネタ(一皿2貫)で比較すると、勿論仕入れや時期によって値段は変わるかもしれませんが、その順番で、ヒラメが360円、780円、660円。中トロは、360円、590円、460円。日本海のイメージであるのどぐろは360円、780円、660円。光り物は、アジが110円(特選アジは260円)、290円、180円、コハダが110円、350円、110円でした。従って、値段的には「きときと寿司」の方が、「活」よりもむしろ高くなります。
しかし、富山湾の氷見に本拠を置く、そうしたグルメ系回転寿司の「氷見きときと寿司」が松本にもあることに、むしろ感謝した方が良いのかもしれません。