カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
上京しての昼食。久し振りの東京だったので、いつもの蒲田の「美登里寿司 活」でお寿司を食べたかったのですが、奥様が、
「せっかくだから、まいもん寿司へ行ってみようヨ!」
と言うので、横浜の「金沢まいもん寿司」センター南店へ行ってみることにしました。
首都圏で人気の「美登里寿司」の回転寿司版である「回し寿司 活 美登里」の対抗馬として、「金沢まいもん寿司」は北海道の「根室花まる」や「トリトン」などと共に所謂ご当地系の高級回転寿司の人気店で、全て行ったことがある次女の評価によると、首都圏エリアでは「まいもん寿司」がトップとのこと。
北海道や北陸の地魚よりも光り物好きの私メとしては、イワシやアジ、コハダやシメサバなど、光り物のネタがどうかが個人的には一番の評価ポイントです。
11時開店で週末の日曜日でしたので、開店時間の20分前には到着したのですが、既に順番待ちの7番目。店頭の端末に順番待ちの登録をすると、画面に順番待ちの状況がリアルタイムに表示されていきます。
店舗はカウンター席やボックス席などかなりの席数で、片や板さんの威勢の良い掛け声が飛び交って如何にも寿司屋らしい活気溢れる「活」とは異なり、「活」よりも高級感があって料亭の様な落ちついた雰囲気です。
そして、回転寿司と言いながら、レーンには寿司皿は一切回っていなくて、ボックス席は都度端末から注文すると、自分のボックスに船着き場の様に引き込み線があり、それぞれのボックスに一皿ずつ運ばれて来るシステム。
ただ注文は、ネタ毎(最初の注文の時。その後は同じであれば記憶される)にサビの有無、光り物だとショウガやネギの要不要、シャリの量(女性や子供はハーフ選択が可能)等々を画面上で選ばなければならず、些か面倒くさい気もしないでもありません。サビの有無ではなく、サビ抜きなどマイノリティーな注文者だけが指定可能な様にオーダーシステムを改良すべきではないかと感じました(嘗て勤務していた会社のグループ子会社のソフトハウスでも、オーダーエントリーシステムを手掛けていただけに余計)。
またネタは、例えば「活」に比べると一回り大きめ(成田の「江戸ッ子寿司」と比べれば半分)ですが、その分?値段も高め。
前回娘と二人で来た時はあったというヒラメがこの日のメニューに無く、残念でした。炙りのエンガワ(脂が良く乗っていましたが、ヒラメではなくカレイ)やホタテ(バター炙りで、家内はバター臭くて好まないとか)はあったのですが、炙りの種類が「活」と比べると少ない気がします。例えばイワシの炙りはありません。一方、大好きな光り物では、この日のアジとコハダは最高でした。アジはプリプリ。コハダは〆具合が優しくて甘味を感じますし、飾り包丁も美しい!それらを食べながら、思わず溜息・・・。
「あぁ、本当に旨いなぁ!」
(甘エビのがんこ盛り) (本マグロ三昧)
家内のオーダーした、こぼれんばかりの甘エビのがんこ盛り(470円。前回は、娘と二人でガスエビを食べたそうですが、然程感動しなかったとか)。ただ、赤身と中トロ、大トロの本マグロ三昧(840円)はコスパ良好な一皿と感激していました。
(烏賊ゲソ) (つまみの玉子焼き:一皿に2個乗っていた内の一つ)
私メは、以前、金沢の近江町市場で食べた生の烏賊ゲソが忘れられず、同じ金沢に期待して頼んだのですが、記憶に残る味には敵わずとも新鮮で柔らかでした。更に珍しく奥様が頼んだ烏賊ゲソ唐揚げも少々脂っぽかったものの、新鮮で柔らかでした。また二人で頼んだつまみの玉子焼きも大きくてふわふわで絶品。
前回松本の「きときと寿司」で富山湾の白エビは食べていましたし、ガスエビも含め特に北陸の地物ネタに食指が動く訳でもないので、ご当地ネタよりも光り物や炙り物のネタの多さで個人的には「活」に軍配でしょうか。でも、この日のアジとコハダは本当に旨かった。今までで一番(光り物に開眼した、成田「江戸ッ子寿司」のアジやイワシの味をもう忘れていますので)の美味しさでした。
(炙りエンガワ) (イワシ)
帰りは車ではないので、ランチではありますが夜同様に生ビール二杯と石川の地酒も頂きました。
全部合わせて18皿で、値段は8,000円弱。家内曰く、「氷見きときと寿司」並みとか。だったら、やっぱり都会では「美登里寿司 活」が個人的には一番!・・・かな?
でも、「まいもん寿司」の評判の良さは十分理解出来ました。回転寿司の中では確かに高級感があって、「活」は少々“せわしない”感じがするので、(精神的にも物理的にも)ゆったりとお寿司を楽しむには「金沢まいもん寿司」の方が最適かもしれません。そう納得して店を出て、松本へ帰るべくバスタ新宿へ向かいました。
「ごちそうさまでした!」
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