カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
暖冬予想だった今シーズン。北海道など猛烈な寒気団が襲来と、必ずしも予想通りではなかったかもしれませんが、少なくとも松本は最低気温が一日も-10℃以下になることはありませんでしたので、今年は諏訪湖も御神渡は出現せず。従って暖かくなるのも早く、陽光はもう早春の匂いがします。
2月最後の週末。3月から今年もまた「女性のための登山教室Ⅱ」に参加するという奥さまが、そろそろトレーニングを兼ねて久し振りにアルプス公園に行きたいとの仰せ。そこで母をデイサービスに送り出してから、我が家の裏山経由の急坂から旧道を歩いてアルプス公園へ向かいました。
道端には、野生か或いは誰かが植えたのか、珍しく福寿草が可憐な黄色い花を咲かせていて、あぁ、春だなぁ・・・。そして、ネコヤナギの様な花芽を付けている公園内のコブシ(辛夷)。もう少し経つと、北国に春の訪れを告げてくれる様に、白い花を咲かせてくれるのでしょう。
暖かさに誘われる様に、公園内には小さいお子さんたちの手を引いた家族連れが何組も。
この日は西山には雲が掛かっていて、残念ながら北アルプスの峰々は望めませんでした。
南入口の駐車場脇を蟻ヶ崎台へ下って行くと、途中奥さまから未だ歩き足りないとの仰せ。然らばと、「種畜場入口」バス停まで下って来ていたのですが、また少し戻り、蟻ヶ崎高校野球部のグランドの反対側にある入口から、初めて「城山遊歩道」を歩いてみることにしました。
この「城山遊歩道」は南の城山からですとアルプス公園を横断し、北は芥子坊主山(891.5m)まで続いている筈ですが、これまで歩いたことはありませんでした。
ここの入り口から城山までは1㎞足らずの筈。城山が標高700mでアルプス公園が800mくらいですから、標高差100m程度。因みに松本市役所(松本城)のある場所が592m(599mの高尾山とほぼ同じ)ですので、城山は松本の市街地から100m程登った高台にある市内で一番古い公園(明治8年開園)です。松本市内の桜の名所ですが、北アルプスの展望も良いところで実際展望台もあります。
アルプス公園側から遊歩道に入って行くと、すぐに西側の眺望が開けて東屋風の休憩所のある展望台が設けられていました。城山から来ればずっと登りですので、この辺で休憩してアルプス公園まで更に登って行くのも良いかもしれません。
遊歩道は多少のアップダウンを繰り返して、城山々系西側の縁の雑木林の中をアルプス公園から下っていきます。途中5組ほど、我々よりも年配のご夫婦がポールを使いながらウォーキングをされていました。案内板もあり、城山~アルプス公園の入り口までのコースは1.1kmとのこと。城山の入り口近くには、小笠原家の家臣でもあり城山の地名の由来(犬飼城址)ともなった犬飼氏縁と思しき小さな犬飼山御嶽神社の社殿もありました。
城山公園の駐車場脇に到着。こちらが遊歩道の城山側の入り口です。ここからは1㎞の表示になっていました。クマ出没注意の看板も・・・(ホンマかいな?)。
帰りは、先日の厄除祈願の放光寺に立ち寄って再度お参りしてから帰りました。また放光寺の近くに「龍の子太郎」のモデル(上田にも似た伝承あり)となった泉小太郎を祀った小さな祠がありますが、小太郎は弘法山の麓の中山の和泉地区に生まれ、この放光寺裏の洞窟に暮らしていたと伝わっています。
放光寺は今年も松本山雅を応援しています。そのため、参道両側のお地蔵さんの帽子も前掛けも山雅カラーの緑色。
松本山雅J1再挑戦の今シーズン。初戦は引き分けでしたが、今回は何とか残留してくれると良いですね。そこで、我が家の分のお参りに併せて、山雅の分もお願いしたのは言うまでもありません。
“境界突破”へ向けて、One Soul!
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