カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
松の内も明けきらぬ6日に、米国在住の長女が、クライアントである京都のスタートアップ企業の米国市場進出のための打ち合わせで帰国するとのこと。そこで我々も便乗して、彼女に会うべく京都へ出掛けることにしました。
午後一番で京都に到着。ジパング倶楽部会員である奥さま(女性は60歳からですが、男性は65歳以上。これって差別では・・・?男性の方が寿命も短いのに不公平です)によるとのぞみは割引対象外とのことで、中央西線の特急しなのから名古屋での乗り継ぎはひかりに乗車しましたが、同じ700系で京都までノンストップでした。
冬の京都は、ごった返していた秋の紅葉の頃の京都に比べると、インバウンドの観光客の多さは相変わらずですが、さすがに街中は多少空いている様に感じました。因みに、「京の冬の旅」の特別公開は1月10日から。、7日までは松の内で、市内の寺社仏閣はまだ初詣期間中。今年の正月は年始客の準備で、松本でも初詣には未だ行けていません。先ずはホテルに荷物を預けて、せっかくですので我々も初詣に出掛けることにしました。今年の初詣は京都になりました。
松の内も既に6日とはいえ、四条通から入った境内はたくさんの屋台が並び、初詣の参拝客で混雑していました。八坂神社というと、四条通の突当たりに鎮座する社の朱色の門(西楼門)が思い浮かびますが、正門は南側(南楼門)とのこと。
手水で清めてから本殿に参拝。今年一年、家族の健康と家内安全をお祈りして、正門の南楼門からご挨拶をして退出。
まだ時間もあったので、親バカで、地主神社へ娘の良縁祈願のお参りにも行くことにしました。
地主神社は清水寺の境内にあるのですが、本殿経由で無いと行くことが出来ないため、本殿への拝観料が必要でした。
余りに有名スポット過ぎて学生時代も来たことはなった筈なので、おそらく修学旅行以来であろう清水寺は、現在50年振りという本殿の大修理中。檜皮葺きの屋根の葺き替え工事等で、懸造り(昔は懸崖造りと習った様な?)の舞台も含めて、工事用シートで本殿はすっぽりと覆われていて見ることは出来ませんが、逆に50年に一度しか見ることが出来ない貴重な風景なのかもしれません。但し、懸造りは本殿の舞台に比べれば小規模ながら、舞台の上から山側の奥の院の懸造りを見ることが出来ます。
京都での良縁祈願のパワースポットとして有名な縁結びの地主神社は、さすがに恋愛成就を願う若い女性たちで混んでいました。祭神は大国主命。縁結びで知られる出雲大社と同じだったとは(余り興味関心も無いオトコ故)知りませんでしたが、ナルホドと納得です。親バカ二人で、娘のためにしっかりとお参りをしました。
清水さんでの目的は果たせましたので、観光客で順番待ちの音羽の滝も無視して帰路の途に。
参道は勿論、二年坂、産寧坂(三年坂)も観光客でごった返しています。途中、京都のシンボルでもある八坂の塔(法観寺五重塔)に寄ってホテルに帰りました。昔に比べて、「古ければ只それで良い」と云うつもりは毛頭ありませんが、当たり前の様に“創業何百年”という老舗が軒を連ねていたのに代わって、今風の、特にインバウンド向けの観光客相手の店が増えた様に思います。