カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
三連休を含め、奥さまが娘の所に上京して不在。
この間、三連休のど真ん中の17日は、列島を縦断した台風18号のために信州でも朝から雨模様。そのため、豊科郷土博物館で開かれている「長野県の遺跡発掘2017」展を見に行って来ました。これは、長野県立歴史館(千曲市)が主催する、東中南北信の県内4地区での1ヶ月間ずつの巡回展で、中信地区は安曇野市の豊科郷土博物館がその会場になっていて、9月24日までの開催。終盤ですが、台風のお陰で見に行くことが出来ました。
義父も眠る、茅野の永明寺山の市営墓地の拡張造営工事で発見された永明寺山古墳出土の銀象嵌が施された直刀や北陸型と東海型双方の縄文文化の境界にあったことが分かるという飯山ひんご遺跡出土の火焔型土器や縄文中期から晩期の遺跡である朝日村の山鳥場遺跡などと共に、テーマ展示として長野県らしい和田峠を中心とする黒曜石にまつわる採掘場や各地の遺跡で発見された大切に保管されていたらしい黒曜石の原石など、八ヶ岳を中心とする“縄文王国”が形成された原動力でもあった国内有数の黒曜石原産地を中心とした展示もあり、興味深い内容でした。
せっかくの展示なのに、見学者は私以外には1名だけと寂しい状況でした。郷土や地元の文化・歴史にもっと関心を持っても良いのにと、チョッピリ残念でした。