カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 毎朝、早い時間にナナの散歩に行っていますが、我が家のナナはシーズーなので、飼い主にとっての運動効果はあまり(全く?)期待出来ません。例えば、同じ小型犬でも、大元の祖先が猟犬(鴨猟)だった(スタンダード)プードルから改良されたトイプーとは活発さが違います。因みに、片や我がシーズーは、中国語での「獅子狗(シーズークゥ=獅子犬の意)」が語源である通り、元々中国の歴代王朝の宮廷犬として門外不出の愛玩犬だったせいか、本当に“不活発”。例えば、ドッグランに連れて行っても他の犬種の様に走り回ることがありません。

 そのため、奥さまが毎朝「大門沢ウォーターフィールド」(松本市陸上競技練習場)にウォーキングに行っていて、トレッキングやウォーキングイベントでその効果を自覚しているらしく、
 「(不健康にならぬよう)一緒に歩こう!」
との有難いお誘い。
しかし、長野オリンピックの時の某長野県知事のスピードスケート競技に対する“ミズスマシ”発言ではありませんが、トラックをグルグル周るだけのウォーキングは(景色が変わらず)面白くないので、一緒にトラックを回るのは断固拒否。
そこで、一緒にウォーターフィールドまでは行って、その後彼女の周回終了時間に合わせて、その間一人で周囲の里山の速歩をしています。奥さまの4周分の周回と同じくらいなので、距離にして1.5㎞程度でしょうか。その間、日々刻々と少しずつ、でも確実に変化して行く“自然の移ろい”を五感で感じながらのウォーキングです。
 
ウォーターフィールドからは、城山山系の向こうに山頂がチョコンと覗く常念も、少し歩くとキレイな三角形の山容を見ることが出来ます。
また、城山から芥子坊主に至る城山山系の里山が目の前に拡がり、この時期は里山の新緑が実に目に鮮やかです。正に“目に青葉”。更に田植えの終わった水鏡の田んぼと青い麦畑。
 この時期は里山のあちらこちらが白い斑模様に彩られています。“アカシア”の花です。今ではハチミツ採取の大事な花でしょうか。そのため、花に甘みと芳香があることから、昔信州では珍味として天婦羅で食べられていたこともありました。マメ科のハリエンジュ(針槐)が正式名称で「ニセアカシア」として知られますが、成長が早くて荒地でも育つことから、明治になってから輸入された北米原産の落葉広葉樹。しかし、高木の割に根が浅く倒れ易いことから河川敷などでは伐採されており今や有害で厄介者扱いですが、この花の時期だけは、養蜂家の方々だけではなく、我々にも何となく風情を感じさせてくれます。

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