カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
奥さまのご友人から毎年頂く里芋。ジャガイモと違い、里芋は冷凍も可能なので、食べきれない時は冷凍保存しておけば良いのですが、それにして皮を剥くのは(痒くならない≒体質、手の皮も厚い?)私メの役割。
そうして作る山形名物の芋煮汁。前回ご紹介したように、我が家(私メ)の好みは豚肉で醤油ベース。云わば、内陸(牛肉で醤油)と庄内(豚肉で味噌)の折中。いつもは自己流で、自宅にある物を材料にするのですが、今回は鍋用に買った豚肉が残ったので、また自宅に大根とニンジンもあったので、これ等を使って今シーズン三度目の芋煮汁(煮っ転がしも二度作りましたので)にすることにしました。ただコンニャクの買い置き(いつもは芋煮汁用に小さめの玉コンニャクを使用)が無かったので、近くのスーパーへ買いに行くことに。
そこで、事前に今回はレシピをネット検索してみました。すると、ゴボウ(笹がき)も入れる由。コンニャクも普通に売っている板コンニャクを、滑らずに箸で摘み易い様に茶碗で切ったり、指で千切ったりするのだとか。ナルホドと芽からウロコ。そう云えば、最初の頃はレシピに従って入れていた様な気もします。一方で、「家庭料理なので、その時に自宅にある根菜で作れば良い」というアドバイスも読んだような気がします。山梨のホウトウと同じでしょうか(里芋とカボチャはそれぞれ必須アイテムとして)。
そこで、スーパーでゴボウと板コンニャクを購入し、戻りコンニャクは指先で親指大ほどに割いてみました(簡単に千切れます)。また味も、ゴボウも入ることで深みが出ました。
山形の郷土料理である芋煮汁。秋になって、最上川の河原で行う伝統的な野外行事で、現代で言えばBBQでしょうか。地元で長年に亘り受け継がれてきただけに、さすがに生活の知恵が詰まっています。実際にレシピに沿って作ってみて、ナルホドと芽からウロコでありました。