カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 ウォーキングやトレッキングをしていてのモーレツなストレス。それは、靴紐が知らない内に緩んだり、時には解けたりすること。何となく違和感があって、気が付くと解けたヒモを引きずったまま歩いていることが良くあります。
 「あっ、チョット待って!」
と、家内や同行者に待ってもらい結び直すのですが、恐縮して更にストレスが溜まってしまいます(と本当にイライラしますね)。
リオ五輪関連だったか、記憶が定かではないのですが、TVで福原愛ちゃんも採用していて緩まない靴紐の結び方“○○ノット”という単語が耳に飛び込んで来ました。メイントピックスでも無く、また当方も注視していた訳でもなかったので、ハッキリと認識出来ませんでしたが、“何とかノット”という緩まない結び方が兎に角「存在する」ことはハッキリと記憶に残りました。
今年の秋の白駒池へのトレッキングでも何度も靴紐が解けてしまい、その都度屈んで結び直したのですが、
 「あ~、本当にモーヤダーッ!」
新しく購入した日本人向けの幅広(4E)のトレッキングシューズでとても軽くてしかも防水。家内はスキーブーツで懐かしいSalomonのシューズを購入し、同社の特許という絶対に緩まない“Quicklace”というシューレースが便利だからと推奨してくれるのですが、Salomon もColumbiaも靴の幅が狭くキツそう(信州弁では「つもい」と言います)だったので、幾つか実際に履いて試してみて、一番しっくりしたWhole Earthという国産ブランド?(但し中国製)にしました。靴そのものは快適この上ないのですが、靴紐が緩む不快感。
 「あぁ、やっぱりSalomonにすれば良かったかな・・・」 
と後悔の念も浮かんだのですが、そう言えば・・・と緩まない結び方があるというのを思い出し、後日ネット検索をして見つかったのが「イアンノット」という次第です。検索すると、動画や図解含め幾つも紹介記事があり、それを見て何度か試し、割と簡単に習得することが出来ました。ネット紹介に拠ると、慣れれば2秒で結ぶことが出来るそうですが、個人的には早さよりも緩まぬことが何よりも肝心。

 このイアンノット、英語ではIan’s Knot (イアンズノット)で、オーストラリア人のIan Fieggenという方が考えた結び方で、世界中で愛用されているのだとか(他にも、フランスの革靴メーカーのBerlutiが開発した「ベルルッティ結び」という緩まない結び方があり、多少複雑でもフランスらしくエレガントなのだとか)。
実際何度かイアンノットで結んだ靴を履いて歩いてみましたが、確かに全く緩みません。見た目は一般的な蝶々結びに似ていますが、その効果は(考えて見れば)半世紀にも亘り靴紐の緩みや解けで今までストレスを溜め続けた人間としては、ある意味オドロキ。
 「オォ、本当に緩まないジャン!」
と、感動的ですらありました(興味ある方は是非お試しください)。