カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 “戦後、強くなったのは女性と靴下である”という昔良く聞いたフレーズ。
ここで云う靴下とは、化学繊維(ナイロン)の登場により、それまでの天然繊維に比べて格段に強くなったストッキングを例えにして、戦後の民主化の中での女性の権利強化(平等)を評したものだと思いますが、初めて新聞にこのフレーズが登場したのは昭和28年(1953年)だそうですので、私の生まれる(少し)前。
リオ五輪での日本チームの活躍も女子選手に負うところも大ですし、また最近では“肉食系女子、草食系男子”と揶揄される程に“女性”の進化は止まらないのに対し、その一方で、片や戦後強くなったと云われる靴下は、むしろ最近弱くなったのではないか・・・と感じています。

 昔は高級品を買っていて、最近は安物を買っているから・・・というようなこともなく、購入物に特に昔と比べた変化はありません。消耗品故、昔は松本であれば、イトーヨーカ堂(現アリオ)やイオンの「3足幾ら」といったセット物でしたし、最近では、ヨーカ堂が若者向けのアリオになり、イオンは改装中で、近くに店舗が無くなったので、家内に頼んで実家に行った折などにユニクロ等で買って来てもらっています。
ビジネスソックスは然程昔との差を感じなかったのですが、農作業やウォーキングなどの時に履いているカジュアルソックスでは、その「弱体化」が顕著なような気がしています。
たった数回履いただけで踵の部分の生地が薄くなり、穴が開いて捨ててしまう・・・そんな繰り返しです(これって、結構ストレスが溜まります)。
薄手の夏物でも、厚手の冬物でも特に違いはありませんし(厚いから丈夫ではない)、昔だったらスポーツ、今は農作業やウォーキングですが、普通よりもそれ程ヘビーユースと言う程でもないと思います。家内は、
 「あなたは、ピッタリ履こうとするからイケナイのよ。もっとゆとりを持たせて履かないと・・・。」
と言われましたが、最近は見掛けなくなりましたが、一時期流行ったルーズソックスみたいな履き方は好きではありません。
 「靴下なんて昔からそんなモンだってば。それに農作業とか薪割とか、他の人より使い方が粗いもの!」
と、戦後の強化も、平成の弱体化も全く感じていないようですが、
 「そうかなぁ・・・?女性はともかく、靴下は絶対に最近弱くなってるって思うけどネ・・・」
と(勝手に)確信しています。