カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先日、週末に市内の「桜屋」に、お中元で「鰻の笹蒸し」を贈るのに付き合って行ったところ、「七夕人形」が市内の商店街のあちこちに飾られていました。松本独特の「七夕人形」です。
これは、市美術館が「まちなか展示」としての呼び掛けに、中心街の各商店が賛同して各々店先などに七夕人形を飾っているのだとか(旧盆の8月16日までだそうです)。

 松本は、各節句のお祝いは本来月遅れで行われていました。
例えば、ひな祭りは4月にならないと桃の花が咲きませんでしたし、端午の節句も6月にならないと柏の葉が成長しませんでした。同様に、七夕も月遅れの八月に昔(少なくとも私が子供の頃は)は行われていましたが、松本に限らず、流通の発達等により全国が均一化する中で、今ではカレンダーに合わせて行われるのが主流になっているようです(月遅れでの実施まで、一ヶ月間ずっと飾っておくなら、それはそれで良いのかもしれません)。

 浴衣を着た七夕人形。何となく涼しげで、素朴ながら昔の懐かしい風情を感じさせてくれます。
また、源智の井戸には七夕の笹が飾られていました。
 8月7日は立秋とか。残暑お見舞い申し上げます。まだまだ暑い日が続きます。どうぞご自愛下さい。