カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 奥さまが娘と一緒に渡米して不在の日々。その間、母がショートステイで完全に一人だけの日もあり、そうなると独り飲み・・・であれば良いのですが、上田から車で戻り、改めて一人で飲むためにわざわざ出掛けるのも億劫(何しろバスが不便になり、便数が多い路線のバス停だと、深志高校まで10分程歩かないといけませんから)。結果、あるモノで簡単に・・・と相成りました(重宝したのは、古城そばとムサシヤのジンギスカン、それとシャウエッセンでしょうか。いずれも茹でるだけ、野菜も一緒に炒めるだけの“男の簡単料理”。でも最後は頑張って、冷蔵庫の残り物野菜と賞味期限が近付いた木綿豆腐とゆでタマゴにした卵も入れて、シャウエッセンでコンソメ味のポトフにしてみました。プランターのパセリを刻んで頂きましたが、なかなかの美味。これで二食分になりました)。
しかし、「これではイカン!」(何が?)と一念発起!?して、せめて日頃行ったことの無い、ご近所の食堂へ行ってみることに。それぞれ挨拶を交わすような顔見知りではあるのですが、逆に近過ぎてこれまで一度も食べに行ったことはありませんでした(日頃の不義理のお詫びも兼ねて)。

 候補は二つ。どちらも我が家からは200m程度で、歩いてホンの5分の「レストハウス四季」と「味栄食堂」。それぞれ私が高校生の頃からでしょうから、恐らく開業されてから40年以上の歴史を刻んでいます。
もし500mまで拡げれば、昔何度か行った中華料理の「参果樹」(沢村店)や行ったことの無いお寿司屋さんも今はあるのですが、年を取ると次第に億劫になります(信州弁で言う“ずく”が無い。車で行っては飲めませんので)。
レストハウス四季は、所謂“街の洋食屋さん”。こちらの奥さまは同じ集落出身で、私メが幼き頃にオンブするなど子守もしていただいたのだとか・・・(但し本人にその記憶はありません)。ご実家横の食堂にご主人と毎日通って来られています。
また、味栄(みさか)食堂は、これぞ昭和的な“ザ・食堂”。すぐ近くに松本法務局があるので、職員の方々のランチ御用達のお店でしょうか。定食類は元より、ラーメンからカレーまで何でもある庶民的な“食のデパート”・・・という感じでしょうか。

 この日、食材が切れ、そうかと言ってレトルトカレーには食指が動かず、何となくレバニラが食べたくなり(+ビール)、「ならば、イザ!」と歩いて「味栄食堂」へ。ここの凄さは、アレンジバージョン(例えば肉入り野菜炒めと肉ナシ野菜炒め等)を含めると100種類近いというメニューの多さ。勿論、レバニラ炒めもありました。黒板に書かれた「今日のおススメ」を加えて一品も多いので、居酒屋風に飲むにも良いかもしれません(この日もそうした常連さんがおられました)。お願いしたレバニラ定食は900円(+生ビール)。自家製のお惣菜も小鉢で並び、かなりのボリューム(結局ご飯は食べ切れず)。
散歩で良くお会いするオバサンは勿論、亡き父も昔良く来てくれたとのことで、オジサンも我が家のことを含め地域の状況を良くご存じ。床屋さんもそうですが、こうした地元密着のお店に地区や地元の人たちの色んな情報が集まるんでしょうね(TVの刑事ドラマ的に云えば、真っ先に聞き込みに立ち寄るべき場所でしょうか)。自家製の漬物なども出してくださり、暫し父の思い出話や世間話に興じました。
 そして翌々日に、今度は「レストハウス四季」へ。
定食類やスパゲティなど、思っていた以上にメニューが豊富。おそらくこちらでイチオシと思われるハンバーグセット(1000円)と生ビールをオーダー。野菜やポテトサラダなども添えられていて、それ以外に自家製の漬物の小鉢なども付いて、こちらもボリュームがあります(ハンバーグソースは酸味が強く好みではありませんでしたが、キュウリの漬物は逆に酸味が効いて美味)。
残念ながら奥さまはおられず、ご主人を存じ上げないので、一人静かに「いただきました!」。

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