カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 庭の片隅にある、一坪程の我が家の「ハーブガーデン」。
今年の植栽は、前話(ガーデニング日記76)でご紹介した通りですが、今年は昨年植えた多年草のセルバチコ(ワイルドルッコラ)があるので、直播したルッコラが成長する前の5月から既に定期的に摘んでサラダにしています(多年草なので、ルッコラの様に毎年植える必要は無く楽ですが、味はルッコラが優ります)。
また、地植えとプランターに植えた3株のコリアンダー(中国語で香菜=シャンツァイ、タイ語でパクチー)も、昨年に比べどちらも順調に育っていて、何度か摘んで、タイ米(ジャスミンライス)での自家製のチキンライス(南海鶏飯)の時や、コリアンダーが大好きな奥さまがサラダに載せては楽しんでいます。昨年は、コスモスの葉の様な細い葉が出て来たかと思ったら、間もなく枯れてしまいました。どうやら、これは花芽の様で、花茎が出ると所謂“トウ(薹)立ち”の状態になるのだとか。花が咲き結実させる(本来、コリアンダーはこの実をスパイスとして利用します)ために、葉は強(こわ)くなり独特の匂いも弱まるのだとか。そこで、今年は出来るだけ長く(奥さまが)楽しめるように、細い葉を見つけたらそのまま放置せずに、せっせと花茎を摘み取ることにしました。
キュウリ(地元園芸店ナカツタヤのオリジナル品種である「タントトレル」に変更)も、昨年はせっかく咲いた雌花が茶色く枯れ落ちてしまうことがありましたが、今年はいたって順調です。
ハーブガーデンの隅で、軒下気味で雨が掛からぬスペースを逆に活かして植えた2本のトマト(サカタの「王様トマト」の品種である「麗夏」)も、既に実が大きくなっており、赤く色付くのを待っています(水遣りは極力避けているので、糖度が上がると良いのですが、果たして・・・?)。

 奥さまが女子高時代の親友との「女子会」の折、家庭菜園作りに嵌っているというメンバーの「野菜談議」の中での会話として、
「トマトの最初の花は、実らせずに摘んだ方がイイって言っていたヨ!」
確かにナスは摘果した方が良いと聞いた記憶はあるのですが・・・。そこで調べてみると諸説あるようでした。要約すると、
ナス科であるトマトの最初の花(一番花)は、成長期(幹や葉の)から生殖期(種の保存のため花を咲かせ実を付ける)への切り替えのポイント。
その一番花を摘んでしまうと、まだ実を付けてはいけないと勘違いして、成長期が継続され、結果として(木は大きくなるが)実付きが悪くなる・・・場合もあるそうです。但し、諸説あり、異論もあるのだとか。
一方、ウリ科のキュウリは一番花を採った方が収穫量は増えるとか。採らない場合も、通常より早めに収穫した方が良いそうです。また、キュウリの場合は、それよりも脇芽を摘むこと(一本仕立て)の方が大事とのこと。
但し、場合によっては、トマトもキュウリも幹や蔓を伸ばし過ぎぬように摘芯をした方が良いそうです。
但し、我が家で栽培するキュウリは、“姫キュウリ”として、本来の収穫時期前の人指し指大位の時に収穫し、モロキュウで食べるのが目的(パリパリした食感で美味)ですので、あまり影響は無いかもしれません。ここで、二本をモロキュウ用に収穫。家内が「初物だから」と、仏壇に供えてから頂きました。また、プランターに植えたミニトマトも赤くなった2個をサラダに添えました。
キュウリは次々と花(雌花も)が咲いているのですが、トマトは何となく花の数が少ない様な気がします。自然相手に焦りは禁物ですが、果たして・・・?。

 なお、以前野菜畑で自家用に栽培していた時も全く消毒をしなかったのですが、形はともかくそれなりに収穫出来ましたので、今年もこのままで・・・。

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