カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 会社の昼休みに(車で)食べに行けるラーメン屋さんはここだけなので、麺好き故に大体週イチくらいのペースで食べに行く大衆食堂「夢の家」。
他には、月に一度のお蕎麦屋さん。十割を含めて蕎麦そのものはイマイチですが、掛けつゆはピカイチ!なので、夏でも専ら二八の温蕎麦を注文。そして、時には“町の洋食屋さん”での日替わりランチ。

 本来「夢の家」は焼肉屋さんのようですが、好き(研究熱心)が嵩じて昼は殆どラーメン屋の様相。しかもメニューには、麺の下に(リゾット風に)ご飯まで入ったカレー味の印度ラーメンやチゲ風の上田ラーメン、はたまた透き通った味噌ラーメンなど、ご主人の色々な創意工夫が伺えます(以前の新作では、“世界初”と但し書きが付けられた珈琲ラーメンとやらまで・・・?)。昼は小ライスがサービス(+自家製の浅漬け)と良心的な店。

 個人的には、好みが醤油系なので、専らアッサリ薄口醤油の中華そば(650円)か、濃口醤油の支那そば(700円)を交互に注文しています。ベースは鶏ガラに煮干しや鰹節、日高昆布など。醤油系では他に魚介ラーメンもありますが、魚粉や干しエビがトッピングされていて、私メの好みではありませんでした。以前ご紹介したように、テーブルに常備の胡椒はGABANのホワイトペッパー(個人的に漢方薬的な香りが舌に残るので私は使いませんが、ブラックよりも高級品)。
 昨年の春以降、以前はやや濃い目だった支那そばが少しマイルドになり、醤油のキツさが消えて、よりカツオ出汁の旨味が感じられるようになりました。こちらも一切の添加物無しで、特注の極細の縮れ麺(全粒粉に近いような感じがします)で数量限定とか(もし無くなったら、希望すれば普通の中華そば用の中細麺でも作ってくれます)。こちらでは化学調味料は一切使っていません(ラーメン通の方々の言われる“無化調”)。
何を変えられたのか分りませんが、以前よりも優しくてまろやかな味わいになりました。個人的には、和風テイストよりも、もう少し鶏ガラが効いていると申し分ないのですが・・・。
また中華そばもカツオ出汁の旨味(風味)がより感じられるようになりました。こちらは、薄口のアッサリ系の優しいスープです。
 こちらのお店は、座敷の畳スペース(広めの小上がり?)も含め優に60席を超えるキャパがありながら、地元の方々に人気で昼も結構混んでいますが、気さくでシャキシャキしたオバチャン(+独立のための修行と思しき助っ人の方)が走り回って切り盛りされています(ここ数年で、県内のローカルTV局からの取材も何件かあったようです)。
 私メは毎回麺類オンリーですが、焼肉は勿論、カレーやカツ丼、生姜焼きや唐揚げなどの定食メニューもあって、どれもかなりのボリュームです(定食はご飯のお替わり自由)。
醤油系ラーメンだけにも些か飽きたので、味噌カツ丼とソースカツ丼もオーダーしてみました。どちらも630円。本来の焼肉屋さんだけあって、ロース肉も柔らかくサクサクの食感が美味。しかもラーメン(650円)よりも安いとは・・・!?(写真は、上から中華そば、支那そば、アッサリでお願いした魚介ラーメンの順。最後がソースカツ丼。途中まで食べてから、気が付いて撮影しましたので悪しからず)。

 (「大衆酒場」同様に?)敢えて「大衆」と付けられた、その心意気に拍手!
余すところあと一ヶ月ちょっと。私の最後の“サラメシ”も、きっとここで食べるんだろうな・・・。

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