カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 早朝ウォーキングを兼ねての四柱神社参拝(と言うよりも、毎度親バカ夫婦の娘たちのための祈願)で何度も縄手通りを歩いていて看板を見掛け、奥さまが是非来たいと申されていた「スヰト」のモーニングバイキング。
一度は9時過ぎに通り掛かったら満席で(多分30分近く待つだろうことから)諦め、(それを目的に来た)二度目に漸く入店することが出来ました。
こちらは休日も9時開店なので、通常のウォーキング時間には未だ開いておらず、そのため今回は開店時間に合わせて、いつもより少し遅めにウォーキングに出掛けました。

 いつもの様に深志神社から四柱神社へ回ってそれぞれにお礼参りを済ませ、ほぼ開店直後に入店。コーナーの二人用の席に座っていたら、女性スタッフの方から4人掛けのテーブル席への移動を勧められたので、
 「いや、以前来た時は満席で座れなかったので、今日も混むといけませんから・・・」
と固辞すると、ニコッと微笑まれて、
 「確かに昨日は混んでましたけど、今日は多分大丈夫そうですから。どうぞゆったりとお過ごしください」
とのことで、有難く移動させていただきました。
 こちらの“バイキング”は、老舗のベーカリーらしくパンが食べ放題。しかも、バゲットなどのフランスパンは焼き立てが供されます。数種類のジャムやバター、オリーブオイル、ゆで卵もお代り自由(ゆで卵は、そうそう何個も食べられるものではありません。そう云えば、昔ゆで卵を塩かマヨネーズで食べるかで職場旅行で論争になったことがあったけど、私メは断然塩派)。それに加え、ミニサラダとお好みのドリンクがセットで650円とリーズナブルだと思います。事前にバイキング用に並べられたパンは、食パンも含め5種類ほど。それほど多くはありませんが、やはり焼き立ての味は格別です。因みに、横の売店で販売されているパンも店内に持ち込んでセットメニューで食べられます。

 店内に飾られた創業当時の古い写真や、ステンドグラス、シャンデリア等の説明などに依ると、こちらの「スヰト」(英語表記はSWEET)は、市内では老舗和菓子店である「開運堂」(1884年、明治17年創業)の創始者渡辺喜平氏の次男である宗七郎氏が、明治39年(1906年)に渡米し、修行の後1913年に現地シアトルで創業。1923年に帰国し、地元で初のベーカリーとなる「開運スヰト」をこの縄手の地に開店したのだとか(企業情報上はsince 1913と表示されています)。因みに開運堂は女優渡辺美佐子さんのお父上の生家でもあります。どうやら今の店名は「スイート」或いは「スヰト」の様ですが、(中高齢の)地元民にとっては「開運スヰト」の方が遥かに馴染み深く、場合によっては(私なんぞ)いまだに和菓子の「開運堂」と混同(同社のベーカリー部門と誤認)しています。

 席に座ってオーダーしてすぐに、「フランスパンが焼き上がりました!」と席まで持って来てくださいました。やはり焼き立ての外側の皮のパリパリした香ばしさと、しっとり、ふわふわとした中のパン生地。甘味を感じます。お腹一杯になる程たくさん食べる訳ではなくても、焼き立てが食べられるだけでも訪れる価値があると思います。我々もフランスパンのみ3枚ずついただきました。
ただ個人的には、バイキングメニューではありませんが、中をくり抜いたブール風の丸いフランスパンにクラムチャウダーが一杯に入ったパン(450円)が、むしろバイキングよりも気になっています(今度来たら頼もうっと!)。

コメント

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。

トラックバック