カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 目標達成へのプロセスに到達して余裕が出来たのか、娘から「面白い記事があったから、ブログネタにどうぞ!」とリンク先が貼られて送られてきたネット記事。
それは、厚生労働省などの都道府県別統計を基に比較した、様々な都道府県別のランキング結果でした。

 長野県が男女とも平均寿命(余命に非ず)が1位というのは良く知られたところですが、他にも、例えば「癌死亡率の低さ」や「野菜消費量」がトップ。一方で、砂糖や味噌の消費量が1位で、塩は東北地方に次ぎ4位。牛乳消費量3位、食用油同3位、牛肉同46位。脳梗塞は多い方から6位。
冬炬燵に入って塩辛い野沢菜漬ばかり食べているという農村生活が脳梗塞を招くとして、農村に出ての保健指導を始め、長年に亘り地道な生活改善を促してきた佐久総合病院の取り組みは以前から良く知られたところですが、砂糖や味噌が未だトップで、塩分消費も必ずしも下がっておらず、余り肉を摂らない(但し馬肉消費量のデータは無し)といった食生活から健康/長寿県を裏付けるデータは、唯一野菜摂取量と牛乳くらいでしょうか。
奥さま曰く、確かに信州のお年寄りは(煮物や煮付でも)「濃い味付けが好きだから」とのこと。天麩羅も大好きですし・・・(もしかすると、野菜消費だって野沢菜漬けや野菜の天婦羅効果かも?)。
変わった数値では、駒ヶ根に訓練所があるために親近感があるのか、青年海外協力隊員数が全国3位、松本のスズキメソードの才能教育やSKF(現OMF)での吹奏楽パレードの成果(小中学校での吹奏楽熱の高まり)か、楽器購入が全国2位(背景不明ながら石川がトップ・・・古都金沢は何となくお琴や能などの和楽器のイメージですが)、また子供への仕送り額が全国1位というのは、県内に有力大学が少なく、住宅費の高い首都圏への進学が圧倒的に多いため・・・と、これらの数値は何となく納得出来ます(説明が出来そうです)。
一方で、小学生の地域行事参加率、県民のボランィア参加率、中学生の早寝早起き率が全国一位、小学生のスマホや携帯普及率はブービーとか。これは、何かが頭に付く程に信州人は真面目と称される県民性の表れでしょうか。

 我が長野県のデータは今一つピンと来なかったのに対し、むしろ面白かったのは奈良県でした。
コーヒー消費量、ピアノ普及率、小学生の長時間TV視聴率、PC普及率、中学生の通塾率が、いずれも全国一位。
因みに、長野県がブービーの牛肉消費量でも奈良県がトップですが、2位3位に京都、大阪と関西勢が続きます。
何となく、“良く遊び良く学べ”で、結果として大人も含め、生活にゆとりが感じられそうなデータです。
 「ムムム・・・さすがは“国のまほろば”の余裕か、“大和し麗し”・・・」と感じ入った次第。

 京都、大阪、神戸といった大都市に囲まれて、関西の中では些か地味な印象が拭えませんが、奈良県、恐るべし・・・。