カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年の階段状のフラワーガーデン。
細長い棚田状の階段毎に、黄色、白、赤(ピンク)、青(紫)系と色を分けて、春の定番であるビオラやプリムラ、クロッカス、ヒヤシンス、チューリップなどの植栽が秋に植えられています。
雪の下の方が暖かで保温されるのでしょうが、今シーズンはそれ程の降雪が無かったので、低温に直接晒される期間の方が長かったように思います。

 4月に入って何度か遅霜がありましたが、日中は春本番の陽気でしたので、花々も次第に生気を取り戻し花の色も段々と鮮やかになっていきました。花壇の場所が隣家との塀際なので、日当たりは良くないため、同じ種類でも、日当たりの良いお宅の庭と比べると、咲くのは少し遅れます。
因みに、黄色系花壇の脇のムスカリは前の庭の生き残りです。家を建てた時に自身で作庭したフラワーガーデンが数年後にミントジャングルと化し手に負えなくなったため、8年前に知り合いの専門家に頼んで全面的に作り直していただいた(第70話。興味おありの方は「我が家のガーデニング日記」を参照ください)のですが、ムスカリは生命力が強いのか、また芽を出して次第に増えてきたものです。
この時期、雑木林風ガーデンの樹下では、グランドカバー(本来はGround Cover Plantsの筈ですが、園芸雑誌でも殆どこの表記)のポテンチュラに囲まれて満開のクリスマスローズ。ヤマボウシやソロなどの雑木の中では、今は株立ちのコナラが美しい銀色の芽吹きを見せています。そして、今年は街路樹やどのお宅でもハナミズキの花芽がたくさん付いている様な気がしますが、我が家でも紅白のハナミズキ(注)が咲き出して(紅のハナミズキは、芽吹いているので枯れてはいないのですが、片側半分しか花芽が付きませんでした)、随分と庭が賑やかになりました。
このハナミズキ(アメリカヤマボウシ)は、この「ガーデニング日記」の中でも何度か触れたように、1912年に尾崎行雄東京市長から米国に贈られてポトマック河畔に植えられた桜の返礼として、1915年(大正4年)にタフト米国大統領から返礼として贈られて来た木です。
ハナミズキは、そのサクラが散ってちょっぴり寂しい日本人の気持ちを埋めてくれるかの様に華やかに咲くので(秋の紅葉も素敵です)、僅か100年の間に日本でもすっかりポピュラーになりました。ハナミズキは病害虫にも強く、またそれ程の大木にもならないので、今では庭木としてだけでなく街路樹としてもあちらこちらで見掛けます。因みに、ハナミズキの花言葉は「答礼」だそうです。
 加えて、最近奥さまがご自分で植え替えるようになった寄せ植え。
開花後も更に花芽が幾つか出て来たシビンジウムの鉢も、氷点下の心配が無くなった時点で玄関先に並べてありますが、今年の春はなかなか見事です。

コメント

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。

トラックバック