カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
3.11以降、何度となく目に触れ、自身も使った“災害列島日本”。
東日本以降も、直下型地震、火山噴火、洪水と、列島は何度も災害に見舞われて来ましたが、今回の熊本大地震では、堅牢を誇り、500年の風雪にも耐えて来たであろう熊本城が被災し、石垣が脆くも崩れ落ちるのをTV画面を通じて目の当りにして、何とも居たたまれない気持ちになりました。
災害列島に暮らす我々日本人の宿命とはいえ、何度痛めつけられれば気が済むのでしょうか?余震がいまだ終息する気配を見せない中で、
「もう、イイ加減終わりにしてもイイじゃないか!」
加藤清正公が築城し、武者返しや普通のお城の天守閣並みの宇土櫓など、壮大な熊本城が、今にも崩壊しそうな程のダメージとは・・・。自然に対する人間の小ささなど頭では理解していたつもりでしたが、人間が造った堅固で壮大な城が、荒ぶる大地の猛威の前に成す術もなく崩れ落ちていくのをただ見ているだけの無念さ。
3.11直後に松本で発生した震度5強の直下型地震では、松本城にもひび割れが生じましたが、今回の破壊力の凄まじさ。地元の方々にとっては、松本城同様に、日々の生活の中で日々仰ぎ見る心の拠り所、シンボルであっただろうと思います。
その心のシンボルの被災は、被災地の方々に対して、物理的なダメージ以上に心理的なダメージを倍加させてしまうのではないかと危惧します。
頑張れというのは容易いし、出来る支援はするつもりですが、是非九州男児、肥後もっこす、何でもイイ、誰でもイイから、
「ほんなこつ、負けんばい!」
と、一日も早く自ら立ち上がってください!・・・そう祈らざるを得ません。
因みに、聖母教会は旧東独時代は一切手がつけられず、市民は瓦礫の山を大切に守り続け、漸く再建されたのはドイツが統一され、崩壊してから60年後だったそうです。
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