カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

  “花は桜木、人は武士”。その散り際の潔さから、「武士も斯くあるべし」とのことだと思いますが、何となくお城に桜は良く似合います。
しかし、弘前城や高田城を始め、城址公園の桜は、明治になっての廃城後に、城跡を公園等に利用した際、サクラ(ソメイヨシノ)が植生として推奨されたことによるのだとか。「城と桜」は、必ずしも武士(もののふ)の時代からでは無かったようですが、でもやはりお似合いです。
 今年の大河ドラマ「真田丸」で人気の上田城。
4月1日に開花した翌日の土曜日。上田での会議の休憩時間に行ってみると、普段の数十倍と言えそうな予想以上の人の波。“大河”効果は想像以上の様です。ソメイヨシノは前日開花したばかりですが、ピンク色の濃い枝垂れ桜は先に見頃を迎えていました。この人気が、単年で終わらずに暫く続いてくれると良いのですが・・・。
 翌日の4月3日の日曜日。朝別件があり、昼過ぎにウォーキングを兼ねて松本城へ。松本城の桜も、4月1日に開花宣言が出されました。
東京は、開花後の花冷えか、結構今年の桜は長くもったようですが、このところの暖かさで、松本は4月1日の開花宣言の後、一気に開きました。早い木は、3分から5分咲き。
 松本城にも、国内外からのツアーの方々含め、たくさんの観光客の皆さんが来られていました。恒例のお堀端のライトアップと、それに合わせた本丸庭園の無料開放が、4日から11日まで、ライトアップは13日まで行われています。
この日は生憎の花曇りでしたが、まだ雪をいただく北アルプスの峰々が望めましたので、屏風の様な山並みを背景に、モノトーンで武骨な5層六階の天守に、ピンクの桜がこの時期だけの華やかさを加えていました。

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