カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 “センバツ”とプロ野球開幕・・・。
球春到来とはいえ(新聞報道では好ゲームが多かったようですし、古豪高松商の健闘には拍手です。松商もグワンバレ!)、何となくいまひとつ、個人的には盛り上がりませんでした。理由は、春の選抜高校野球に地元長野県チームが選ばれていないことが一番の要因ですが、話題の“スーパースター予備軍”が出場出来なかったことも一因でしょうか。そして、高校によっては、県代表とは言えない様な地元出身の選手が皆無であったり、居てもベンチ入り1名だったりと、何となく「違うんじゃないかなぁ・・・」と考えさせられたり。
人望ある監督(例えば、鍛治舎監督は明るくてイイですね)を慕って進学する選手を否定する気は全くありませんが、それ程関西地区で少年野球が盛んであれば、関西地区のセンバツ出場枠を増やすか、夏の大阪府の代表を2校にしても(予選最多参加校の神奈川も、でしょうか?)良いのにと思ってしまいます。

 プロ野球では、賭博と金銭授受問題。賭博は勿論、金銭授受も褒められたことでないのは確かですが、某新聞の偏った報道ぶりが開幕に水を差しました。
選手は、とにかくこれぞプロと唸らされるような“金の取れる”プレー(例えば、巨人のクルーズ選手の守備には華がある。前ロッテ時代からGグラブ選手ですから当然とはいえ、ノーステップで振り向きざまのジャンピングスロー。同じ巨人の嘗ての名二塁手、ジョンソン選手を思い出しました。やはり日本人とはスナップの強さが違うのでしょうか。それと、昨夏の甲子園で一躍話題を集めた楽天のオコエ選手も、あの守備だけでも金の取れる選手になるでしょうね)を、球場で一所懸命にただただ見せれば良いと思います。
それと、今年から導入されたコリジョンルール。きっかけになった先行するMLBの危険タックル禁止による怪我防止(ケガで一生を棒に振る選手もいる)という目的は賛成ですし、反対するつもりは毛頭ありませんが、スリリングなクロスプレーが激減したような気がします(このルールの影響で生まれたプレー、DeNAロペス選手のタッチを避けて跳び上がってのホームインは巧かった)。
選手のケガ防止と見る側の感じるスリリングさの両方を満たす、何か良い知恵と工夫は無いものか・・・?

 そこで思い出すのは、巨人V9時代、1969年の阪急との日本シリーズで、確か阪急岡村捕手のブロックを掻い潜って、捕手の股の間からスライディングした足を伸ばして一瞬早くホームベースを踏んだランナーの土井選手とそれを見ていた岡田主審。タイミング的にはアウトでしたが、セーフの判定。
激高した捕手の審判への暴力行為で退場処分となり、その後の試合も荒れましたが、翌日のスポーツ紙に掲載された写真にホームベースに伸びた土井選手の左足の写真が写っていて、ジャッジの正しさが証明されたという伝説のプレーでした。