カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先月娘が送ってくれた瀬戸内産の牡蠣は、水揚げ翌日の到着でしたので、生は勿論、焼く、蒸す、揚げる、煮ると一応フルコースで堪能することが出来ました(第1062話参照)。娘たちが帰れなくなり、彼女たち用のカキフライは揚げれば良いだけに下拵えをして、その場で冷凍して次回の帰省用に確保してあります。
とはいえ、年寄だけではそんなにたくさんの品数を食べられないので、その時に頭にはあったのですが、用意できなかったメニューがあります。それは、牡蠣のグラタン。
以前、「王様のブランチ」か、或いは石ちゃんの「通りの達人」だったかで紹介された、牡蠣専門店の看板メニューの一つ。牡蠣と濃厚なチーズの相性が良いそうで、一度試してみようと思っていました。その時はドリアで、そのご飯も牡蠣の煮汁で炊いたものだったように記憶しています。

 そこで、まだ牡蠣が出回っている内に、スーパーで瀬戸内産の加熱用牡蠣とホワイトソース(缶詰)と牛乳を買って(奥さまが)作ることに。今回も、マカロニなどではなく、ドリアにするそうで、それ用にピラフも事前に準備されましたが、奥さまに拠ると(多分、レシピを検索して調べた結果)普通のご飯でも大丈夫(オーブンに入れるお皿にバターを塗るのだそうです)とのこと。チーズは、常備?のモツァレラを使用。それに合わせて、今年は暖冬なので、まだ使えそうな地植えのパセリを摘んで来て、(これだけは私メが)刻んでおきました。私メは、タバスコを一杯振っていただきます。

 「おぉ、旨~い!」
専門店の味は分りませんが、いや、美味しい!確かに、ホワイトソースに牡蠣とチーズは良く合います。しかも焦げたところが何とも美味。殆ど一人で食べてしまいました(寒縮みホウレンソウがあったのに、入れるのを忘れたそうです)。
多少(特に年寄りには)胃がもたれるかもしれませんが、牡蠣が旬の季節であれば、カキドリアは十分ゲスト用の一品になると思います。鮮度にも依りますが、今回の牡蠣もプリプリでした(食べ始めてからその美味しさに感動して慌てて撮影したので、左側が欠けた写真になりました)。