カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 このところの暖かさで、松本では、先月18日に33㎝降ってそのまま根雪となっていた雪もすっかり融けたので、先週末、そして昨日と、久し振りの早朝街角ウォーキングへ出掛けました。今回も松本城から四柱神社や深志神社を参拝して戻ります。

 暦の上では、二十四節気で4日が立春、19日が雨水(因みに来月5日が啓蟄だそうです)。今年はうるう年なので、明日は2月29日。このプラス一日で、例えば桜の開花日は平年よりもカレンダー上は一日遅れることになりますので(注記)、春が遅くなるのか、それとも早春が長くなるのか・・・?
実際に街を歩いてみると、そこかしこに確実に春の気配、春の息吹を感じることが出来ました。

 我が家周辺でも、日当たりの良い所にある梅はもう綻んでいますが、松本城公園の梅も白やピンクの花が一輪、二輪と咲いている枝がありました。また、柳の枝も芽が膨らんで来ているようで、遠目からは何となく黄緑色掛かっています。
そしてお堀傍のボケの花。蕾がだんだん膨らんで来て、ボケの花の紅色を見せていました。
そして、縄手通りの花屋さんの店先に並んだ福寿草。こちらは鉢植えではありますが、信州では地植えの福寿草(この辺りでは、旧四賀村の群生が有名です)が春の訪れを最初に教えてくれる花でしょうか。別名“元旦草”とも。
 帰路、松本城をまた通ると、ずっとお城に住み着いている白鳥が北西の隅に巣を作って卵を温めているようでした。通路のすぐ傍なので、人間よりも、猫やカラスなどに襲われたりしないかと心配になりました(園内の清掃等を担当されている管理事務所の方々が、どうやらサポートをされているようでしたが、昨日はもう巣に親鳥はおらず卵もありませんでしたので、やはり残念ながらダメだったようです)。
【注記】
桜の開花予想は、「積算温度算定法」という、平均気温15℃を「標準温度」として、この時の蕾の一日の成長量を1とした場合に、過去の実際の観測結果から統計学的に分析された結果に基づいて、実際の平均気温の高低をふまえて計算、積算して予測されるのだそうです。
昔、会社の先輩(ソフト技術者)から、「2月1日以降の最高気温の合計(積算)が600℃になると桜は開花する」と教えてもらいましたが、これは積算温度算定法の簡易版の様です(他に平均気温の合計が400℃という方法もあるのだとか)が、この方が計算はし易いですね。果たして、暖冬だった今年は如何に?
因みに、ただ暖冬で暖かければ早く咲くというモノでもなさそうで、昨年出来た蕾が休眠し、ある程度の寒さに晒されて目を覚ます(「休眠打破」)ことにより、その後の温度変化によって蕾が開花に向けて成長して行くのだそうですので、刺激となる「十分な寒さ」も必要(例えば、交配種であるソメイヨシノは、鹿児島県が南限)なのだとか。四季のある国に生まれたことに、桜と共に感謝です。

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