カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年の夏は本当に暑かったですね。ここ信州松本でも猛暑日が何日かあり、7月の平均気温は観測史上3番目の暑さだったそうです。
一転、お盆を過ぎると、今年は秋雨前線の影響で急に秋めいてきました。でも、まだ彼岸前。本来ですと、夏と秋がせめぎ合いをしている時期ですので、体調を崩さぬようにしないといけませんね。世間のオフィスでは、まだクールビズ続行中ですし・・・。

 前置きはさておき、今年はさすがに夏バテ気味でした。肉類や油物は、やはり食指が動きません。そこで、重宝したもの。それは冷たい麺類。
もともと麺類好きですが、この夏は、月曜日は古城そば、火曜日は素麺、というローテーションがほぼ3ヶ月近く続きました。
背景に、月曜と火曜が強制休肝日であること(≒飲めぬなら酒の肴は不要)も否定できませんが、それ以上に冷たい麺類くらいしか食べる気がしない・・・。
ただ、個人的に有難いことに、この夏でも近くの食品スーパーに「辛味大根」が売られていたので、それを常備して、その絞り汁で「創味のつゆ」を割ってそばつゆとして使っていました。秋の上田地方特産の辛味大根である「ねずみ大根」には辛さで負けますが、普通の大根(青首)に比べれば十分の辛さがあります。1本200円弱と、値段は秋の「ねずみ大根」の4倍しても、この辛さが食欲増進には欠かせませんでした。

 それと、火曜日の素麺。薬味には、刻みネギだけではなく、卸ショウガやミョウガ。このミョウガ(茗荷)は、元々は中国から渡って来たと云われていますが、中国では専ら漢方薬の材料として使われ、食材として栽培されているのは日本だけなのだとか(多分生で食べるのは日本だけ)。
ミョウガも、ワサビやセリ、またミツバや青ジソ(紫蘇は中国原産)などと同様、我が国特有の“和製ハーブ”と言っても良いかもしれません。こうした独特の香りも、食欲増進(夏バテ対策)に効果があると云われています。
まぁ効能云々はともかく、単純に「食べたくない」、或いは「食べたい」、の結果ではありますが・・・。

 因みに、夏の日曜日の昼食は、これまた決まって冷やし中華でした。しかも、上田に工場のある信越明星食品の2食入りの冷やし中華。これ、松本ではツルヤ(でしか見掛けない)で100円しないのですが、大手のマルちゃんやシマダヤの冷やし中華(3食で200円弱)に比べても味に遜色ありません。パッケージも、コスト故か、業務用の様なシンプルそのものですが、これで良いと思います。なお、奥さまは冷やし中華が好みではないので、母の分と合わせて自分で調理。キュウリを縦にスライスし、重ねて細く刻んでトマトを切ってトッピング。タレは決まってポン酢しょうゆ味(自分用には、和辛子と、時々、京都風?にマヨネーズも)。

 些か、ワンパターンではありましたが、飽くことも無く日は過ぎて、やがて間もなくお彼岸・・・。今年は、ヤレヤレの夏でした。