カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
妹から薦められたからと、週末に「八ヶ岳倶楽部」へ行きたいとの仰せ。ついでに、「八ヶ岳リゾートアウトレット」にも寄って来たいとのこと。
ならば私メは、スーパーへの買い出しや図書館に行く時くらいしか乗っていないので、ハスラーで行っても良ければという条件で交渉成立。久し振りにナナも連れて、ロング(ミドル?)ドライブです。
また、「八ヶ岳リゾートアウトレット」は小淵沢(同北杜市)に在り、15年近く前に行ったことがありますが、当時余りに貧弱(曖昧な記憶ですが、建物2棟とお蕎麦屋さんがあった程度)でガッカリして、以来一度も行ったことはありません(遠くても専ら軽井沢)でした。
ハスラーではエコ運転を厳命され(奥さまが茅野の実家に行く時は、ずっとグリーンのエコモードで運転とか)、松本ICからの本線合流時にスピードを上げようとした(ブルーモード)だけで、お叱りの声!
塩尻峠などでの頻繁な青いランプの表示に、「おかしいなぁ・・・。私の時はずっとグリーンなのに」と助手席でブツブツと・・・。
「イヤ、だって今日は二人と一匹乗車だし・・・」
「そっかー。そりゃ、いつもより随分重いワ・・・」
(ナナが最近また太り気味で・・・?)
長野道は安曇野~塩尻間は100㎞制限、それ以外は中央道も全線80㎞です。叱られぬように、常に80~90㎞で走行。抜かれることはあっても、抜くことなど皆無の安全(エコ?)運転。(睨まれる故)高速道では一切Sモードも使わず(エンジンブレーキを効かせた山道の下り坂のみ使用)とも、走行性能に(軽としては)特段不満は感じませんでした(100㎞走行も十分に可能)が、ボクシースタイルでピラーが立っているためか、エンジン音よりもむしろ風切音の大きさに最初些か驚きました。
長坂ICで降りて、大泉にある八ヶ岳倶楽部へは10分程度。到着まで結構な登り坂(そのまま行くと清里高原へ至る)でしたが、松本からは1時間ちょっとで到着。広い駐車場は首都圏ナンバーの車でほぼ満車。イヤハヤ、大したものです。
パンフレットに拠れば、こちらに移住されてきた柳生博さん一家が、赤松林だった荒れた土地を、84年から自分たちの手でコツコツと赤松を伐採して広葉樹(その数1万本!)を植えて育てた、謂わば手作りの雑木林なのだとか。その丹精込めて手入れをした林を皆さんにも見てもらいたいと、89年に店をオープンされたのだそうです。既に30年経った雑木林は自然の雰囲気で、林の中には枕木を敷いた散策路が設けられていて、木漏れ日の中に山野草が咲いていました。都会から来ると癒されるでしょうね。
レストランは、玄関側のテラス席はワンコ同伴可能。ナナもオヤツをもらってご休憩。ランチに、奥さまはホットサンド、別腹用のパウンドケーキとハーブティーをご注文。私は二種類の「本日のパスタ」(もう一種はアラビアータ)からボロネーゼ(+ノンアルコールビール!)を選択。食事は、量も少なめで味も普通です(このパスタなら、もっと美味しいイタリアンが松本にもあります)。全体にメニューの選択肢は少な目(他にはカレーとハヤシライス)。奥さまは、パウンドケーキに添えられた自家製のルバーブジャムがとても美味しかったとか。
こちらは、味よりも(都会の喧騒を離れて)雰囲気を楽しむ場所なのでしょうね。スタッフの方のお話では、林を見ながらのテラス席での朝食がお薦めとか(そちらのテラスも、朝食時はワンコOKだそうです)。
食後、奥さまがショップを見るというので、こちらはナナと林の中を散歩してみました。中庭のギャラリーでは地元の陶芸家が作品を展示中。木漏れ日の中を縫う様に敷き詰められた枕木の散策路で、(小型犬の)ナナは(所々枕木の間に隙間が空いていたりして)足を取られて歩きにくそうだったので、途中で切り上げ。夏の緑も涼しげですが、秋の紅葉もきっと素敵でしょうね。
戻ると、気に入ったというルバーブのジャム(そんなに気に入ったなら、リタイア後にルバーブも育ててみようかな。確かシベリア原産のハーブなので、寒冷地向きの筈)をショップで購入された奥さまが、店内にオーナーの柳生博さんが接客しておられて、ジャムのことをお聞きして、ご本人とお話が出来たと感激されていました(そりゃ、何より)。ご長男が急逝され、店には出られなくなったと聞いていましたが、少しずつ気力を取り戻されつつあるのでしょうか。
カモミール主体のハーブティーも美味しかったので、こちらの「八ヶ岳倶楽部」は食事よりも、ティータイムの方がお薦めのような気が(個人的には)します。スタッフの方々も礼儀正しく、皆さん感じが良くて好印象でした。
旧大泉村の八ヶ岳倶楽部から旧小淵沢町にあるアウトレットまでは、木々に囲まれた八ヶ岳高原ラインを走り、20分程度で到着。都会から来ると清々しい高原のドライブですが、峠越え通勤の私メは、毎日走る峠道(新和田峠に雰囲気が似ていました)の様で、特に感慨は無し。
アウトレットは、十数年前に比べて駐車場も建物も増えて随分広くなった気がします。案内に拠れば70店舗とか。軽井沢とは比べるべくもありませんが、以前に比べれば雲泥の差。団体客(大型バス)含めお客さんで混んでいました。
こちらは山麓に建てられているので、アップダウンが多く。車椅子やベビーカーでは大変そうです。無料のドッグランもあるせいか、密度的には軽井沢よりも犬連れ客が多いように感じられました。軽井沢同様に、こちらも犬を抱けば入店できるショップが多いのですが、あまり興味が無いので、木陰のある芝生や通路の椅子で、ナナと一緒に待機です。時折、(買い物に飽きた?)小さな子がナナと遊んでくれました。
ショップは、若い人向けの有名ブランドは少ないようですが、八ヶ岳に近いせいか、アウトドア(ColumbiaやAIGLEなど)用品の店も多く、また食事スペースも(蕎麦や山梨名物のほうとう、ラーメン、八ヶ岳産ビーフのハンバーガーショップ、同じく高原野菜のイタリアンなど)以前に比べ格段に増えていました。こちらの方が、庶民的で選択肢は多いように思います(個人的には、ハンバーガーかほうとうで十分満足です)。
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