カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
新宿駅高速バスターミナルに近い回転寿司「沼津港」(現在、9月頃まで改装のため閉店中:注記)同様に、上京した折に時々立ち寄るのが、こちらも新宿駅地下街にある「バンコク屋台カオサン」というタイ料理店。
南口にあるルミネの地下2階にあり、割と短時間で食べられるので、時間が余り無い時など何かと便利です。何年か前に、娘たちが連れて行ってくれました。
彼女たちは、3歳と0歳でシンガポールに帯同して6年間暮らしたので、東南アジアが皮膚感覚で残っているようです。長女が、以前シンガポールに長期出張した時に、10数年振りの長期滞在だったのですが、チャンギに付いた途端空気が何故か懐かしく感じたのだとか。彼女たちにとっては、生まれ故郷みたいなものなのでしょう。
そのため、先述の“シンガポール料理”は勿論、タイやベトナム料理など、東南アジアフードは皆大好き。高級店から庶民風まで、今では日本のあちこちに(松本にも5軒ほど)あるタイ料理は、とりわけ馴染みが深いようです。
シンガポールで良く行ったのは「コカ・レストラン」という、タイスキ(タイ式しゃぶしゃぶ)の店。それと、ベトナム料理の「サイゴン」。野菜豊富でヘルシーで中華の様に脂っこくなく、どちらも日本人向きで、またインド料理の様に辛くも無かったので、子供たちも大好きでしたが、今でもあるのでしょうか。
さて、この「カオサン」は「ティーヌン」というタイ料理チェーンの系列店とかで、店の作りも現地の屋台風でリーズナブルに食べられる店なのだとか。常に行列待ちなので、5~6人掛けの丸テーブルに相席が当たり前。そのため女性一人でも気楽に食べられるのでしょう、殆どが女性客です。
こちらでは、好きな麺類と生春巻きにデザートも付くセットメニューがお得。以前トムヤムヌードルを頼んだら、娘から「カオサンヌードル」の方が、現地のトムヤムクンに近いからお薦めとのこと。実際両方食べましたが、確かにトムヤムヌードルは透き通ったスープで、レモングラスの効いた味はともかく、あの赤いトムヤムクンのスープのような辛さが無く、カオサンヌードルの方が赤いスープで、酸味も含め、むしろ現地のトムヤムクンに近い味でした。以来、カオサンヌードルで決まり。麺も中華麺と現地風の太さの異なる3種類のビーフンが選べます。奥さまは、今回パッタイ(甘辛いタイ風焼きそば)をご注文。
他にも、ガパオライスや、カオ・マン・ガイ(タイ風チキンライス)、また懐かしい東南アジア風のぶっかけ飯(品名不明)もあるようなので、次回は麺類以外も試してみようと思います。
果たして現地にもトムヤムクンベースの麺類があったかどうか定かではありませんが、仮に創作にせよ、気軽に“タイ風”の味が楽しめるのは有難い。
調理も含め、タイ人のスタッフで切り盛りされているので、“バンコク屋台”という名前の通り、高級感はありませんが、気楽に現地のフードコートで食べているような感じで気に入っています。
【注記】
先日、娘の所から戻った奥さまからの最新情報に拠れば、西口店は改装ではなく、店舗老朽化に伴う閉店だったそうで、新店舗は新宿南口方面へ移転し、9月末に開店とのこと。
旧店舗は高速バスターミナルに近く、バス利用者には凄く便利だったのですが、残念ながら今度はちょっと遠くなりますね(バスに乗り遅れないようにしないと・・・)。