カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 6月中旬過ぎ。庭の定期的な手入れをお願いしている園芸店(ナカツタヤ)が、花壇の植栽を秋向けに植え替えてくれました。忙しいらしく、今年は少し遅くなったので、クリスマスローズガーデン(雑木林風ガーデンの樹下)は既に奥さまがご自分で全て手入れ済みです(零れ種でもう十分株が増えたからと、今年は花を全て摘み、込み入っていた株は葉もすいてあります)。

 お願いしてあったコリアンダーも入荷が間に合ったようで、帰宅すると、既にハーブガーデンの空きスペースに3株植えてくれてありました。
自分で移植するつもりで、プランターにも一株分のスペースを用意してあったのですが、その分は、週末のドライブがてら、池田町のハーブセンターへ苗を買いに行くことにしました。1ヶ月ほど前に電話で確認をしたら、ハーブセンターは、自社育苗した苗が6月下旬には店頭に出せると伺っていました。私にとっては、実質的なハスラーの初(長距離)ドライブにもなります(と言っても、片道20㎞ちょっとですが)。

 シンガポール時代から、(ご自分の)味噌汁にまで刻んで散らしていた程の“コリアンダー大好き奥さま”ですので、何株あっても困りません(それ程好物ではない私メも、タイカリーなどの東南アジア料理にはコリアンダーは欠かせません)。
10数年前に日本で植えた苗は、あの独特の香りがせず、セロリの様な匂いでガッカリしましたが、最近スーパーの野菜売り場にも並ぶコリアンダーは(ハウス物だと思いますが、県内産でも)、シンガポールで食べたり買ったりしていたコリアンダー(香菜=シャンツァイやパクチーと呼んだ方が東南アジア的ですが)と遜色ない程、あの独特の香りがするので、ここ数年は(苗が入手出来れば)自宅でも植えるようになりました。
園芸店での話によると、何でも朝のTV番組でコリアンダーの効能?が取り上げられてちょっとしたブームらしく、今年は人気で苗が品薄となり、業者が慌てて追加で育苗しているのだとか。
 池田町ハーブセンターは、この時期ラベンダーがちょうど満開で、一面紫の畑では摘み取り体験も行われていました。また、本ブログへのコメントで教えていただいた「灰焼きおやき」は、道路を挟んで併設されている道の駅で探してみましたが、2時頃の到着だったので既に売り切れだったのか、普通の蒸したお焼きしか見当たりませんでした。
 さて我々は、温室内のハーブ苗売り場で、目当てのコリアンダーのポット苗を2株購入。時期が少し早すぎたのか、株は未だあまり大きくなっていませんでしたが、成長に差があった方が葉の収穫時期が長くなるので、逆に我が家にとっては好都合。こちらで自社育苗された苗ですので、一鉢120円という安さでした(園芸店だと、おそらく倍の値段です)。
戻って、早速プランターに植え付け。これでコリアンダーは全部で5株になりました。順調に大きくなってくれると良いのですが・・・。
 先にハーブガーデンに植えていただいた3株。すぐ隣のルッコラの葉をサラダ用に摘む時にコリアンダーに触れると、あの独特の匂いが漂います。今年のコリアンダーもしっかりとシャンツァイと呼びたい程の香りがするようです。プランターの小さい株も根付いたようで、植えた時よりも随分しっかりして来ました。
 これにて、今年の我が家のハーブガーデンの植栽は全て終了。
パセリが2株、多年草のセルバチコ(ワイルドロケット)2株、バジルは5株、多年草のチャイブが1株、そして一番人気のルッコラは直播き(2年前に収穫した種)を含めて(株は)数え切れず。更には、今年も水耕栽培でクレソンも。そして最後に、ガーデン端に植えたキュウリが4本。その内、奥さまがすぐ料理に使えるようにと、パセリとバジル、そして今回のコリアンダー2株は、勝手口横のベランダに置いたプランターでも栽培しています。
会社勤めの間は、朝晩目が届くようにと、庭の一画に設けた僅か1坪程のハーブガーデンですが、野菜と違って株間をそれ程気にしなくて良いので、意外とたくさんのハーブを育てられます。ハーブ類の多くは、元々野草/雑草?(例えば、パリっ子が大好きだという“春告げ草”と呼ばれるタンデリオンは、普通の西洋タンポポ)なので、ベランダに置いたプランターでも簡単に育てられます。
 我が家のハーブたち。パセリはカレーやパスタに刻んで散らしました。またルッコラは(無農薬故)青虫さんに結構食べられたので、青虫さんを探してお引き取りいただき、もう何度もサラダに。またバジルもパスタにと、既に頻繁に食卓に上っています。スーパーで買うハウス物とは、(特にルッコラとパセリは)味の濃さが全く違いますし、ルッコラは買った物より葉が肉厚な気がします。
我が家はキッチンハーブ主体なので、料理にたくさん使えるようにと願うばかりです(スーパーで買った方が安かった・・・などとならぬよう)。