カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 5月に入ると「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」と云いますが、我が家周辺の里山で、この季節、5月下旬から6月中旬くらいに掛けて、専ら耳にするのはカッコウ(郭公)です。ホトトギス(不如帰)も、我が国でこれ程親しまれているのですから、もしかすると身近にいるのかも知れませんが、鳴き声を識別できません。

朝起きて、ベランダで一服していると、「カッコー、カッコー」、「カコ、カッコー」とアチコチから鳴き声が重唱のように聞こえてきます。鳴くのは雄鳥なので、雌を誘って、雄同士が鳴き声を競い合っているのでしょう。しかし、 “声はすれども・・・”で、他の身近な鳥に比べて、ちゃんとカッコウの姿を見たことがありません。
人間がその鳴き声にどんなに喜怒哀楽を重ねようとも、どちらも営巣せずにヨシキリなどの巣に托卵して自らは子育てをしない鳥ですから、本当だったら鳥仲間から村八分にされてもおかしくないくらい不謹慎な鳥でもあります。
 先日の朝。やはりベランダにいると、急に間近で大きな「カッコー」という声と「クックー」という鳩の鳴き声が聞こえました。
見上げてみると、隣家の屋根のTVアンテナにムクドリほどの大きさの鳥が停まっています。ふっくらした感じ(所謂鳩胸的)ではないので、どうやら鳩ではありません。そうすると、郭公かなぁ・・・。
鳴いてくれれば分るのですが、残念ながら、そのまま飛び立ってどこかに行ってしまいました。郭公じゃなかったのかなぁ・・・?
停まっている間に携帯で(望遠で)撮影してみましたが、黒くて輪郭しか分りませんでした。

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