カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 昔良く食べたラーメンを、今回久し振りに食べることが出来ました。どちらも二年振りくらいでしょうか。

 先ずは、上諏訪「麺屋さくら」の屋台ラーメン。
会議で諏訪へ。今回は車で外出したので、少し足を延ばして島崎の「麺屋さくら」へ。昼時で十数台ある駐車場はほぼ満杯。繁盛で何より。ご主人は、こちらをスタッフに任せて別店名の岡谷店に注力か、今回もお見受けせず。注文は、いつもの「屋台ラーメン」の大盛り。他にも、ピリ辛、つけ麺など、工夫されたメニューが並びますが、私メは、昔、上諏訪駅近くの笠森小路にあった頃の小さな店(現在は「宮坂商店」の支店が入居していますが、“魚ってり”系は好みに非ず)の「さくら亭」時代の飲み会の〆に始まり、屋台ラーメン一筋!です。
以前は、平日(昼)は大盛り無料サービスでしたが、いくら自家製麺とはいえ、さすがに小麦粉等の材料費も値上がりしていますので、ラーメンも590円(でも安い!)になり、無料サービスも無くなっていました。その代わりに、日替わりサービスとして、たまたま行った曜日が「大盛り+50円が20円」の日でした(ラッキー!)。

見た目、背脂の量が少し減ったかな?鰹節、煮干し、昆布、鶏ガラ、豚骨に野菜じっくり炊き込んでいるという醤油系のスープは、アッサリでありながら相変わらずコクもあります。ただ、舌の記憶では、この日のスープは昔より野菜の甘さが減って若干塩味が強めだったでしょうか?自家製の極細の縮れ麺は、私好みの固茹で。大盛りでしたが、麺もスープもあっという間に完食。スープも全部飲み干して、「ご馳走さまでした!」(あぁ、満足)。

 次は、塩尻での午後の会議のため、広丘の「レストハウス国堺」へ。道沿いの看板には「トンカツ・ラーメン」とあり、定食類やカレーもある食堂ですが、豊富なランチメニューの中の半チャンラーメンが我が定番。
「国堺」という名前の通り、山梨との県堺(富士見町境。駅名は信濃堺)の国道20号線沿いにある、地元で昔から評判(行ったことはありませんが、だそうです)のドライブインの支店。
こちらの店も国道19号線沿いに開店して、もう30年以上経っている筈です。当時は、原新田という地籍の通り、周囲に何も無かった(工場とバイク屋だけでした)のが、国道拡張に伴い周囲には色んな店(コメダ珈琲やかっぱ寿司、ハルピンラーメン等)が増えて、少し目立たなくなりました。トンカツ等も名物だそうですが、昔からランチの時にしか来ないので、専ら麺類をオーダー。少し甘めの鶏ガラスープに、トロトロのチャーシューが絶品。30年来変わらぬ味です(だと思います)。
着いたのが1時半頃。喫茶店の様に明るい店内に10人程のお客さんで、まだ混んでいました。カウンター席で、いつものように半チャンラーメン(770円)を注文。因みにラーメン単品だと690円ですが、どれもコスパは高いと思います。
ラーメンは、これぞ王道!とでも言うべき、鶏ガラの良く効いた出汁と煮込んだ野菜から抽出された甘みのある透き通った醤油スープに、ストレートの細麺が絡みます。スープの一口目、鶏の脂が少し舌に残りましたが、すぐに気にならなくなりした。今日は、少し“しょっぱ目”かな?でも野菜の甘味のあるスープなので、それ程気になりません。厚めに切られた豚バラチャーシューですが、昔より枚数が減った(?)ので、チャーシューを味わうために、次回は半チャンのチャーシューメン(950円)にした方が良いかもしれません。そして半チャンと、サッパリと口直しになるサラダの小鉢も付いてきます。テーブルにはGABAの黒コショウが置かれていたので、前回の上諏訪の「みかど」(第969話)に倣って、チャーハンにたっぷりと振り掛けてみましたが、ご飯がダマになっていたのがちょっと残念。
以前来た時(2時過ぎでしたが)は、ご主人とお嬢さん(?)の二人で切り盛りされていたような気がしますが、この日は他にアルバイトか店員さんが二人。相変わらず繁盛しているようで何よりです。シャキシャキしたお嬢さんが、テキパキと動き回り、そしていつものように水のお替わりで何度か声を掛けてくれました。「ふぅ~、ご馳走さまでした!」(こちらも、大いに満足でした)

 あとは、長野市(県町)にある「ふくや」のラーメンが食べたいなぁ・・・。久しく食べていませんが、あの黒いスープとトロトロのチャーシューに、細打ちの縮れ麺・・・。忘れられない、我がイチオシの“ザ・中華そば”です。