カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年も、一坪程のハーブガーデンにハーブを植えました。
春先に、多年草のチャイブ以外の場所をマンノウ(万能鍬)で耕してあります。パセリは植えて3年持ちましたが、昨年くらいから葉が成長せず花芽(茎)の方が伸びるようになったので、そろそろ限界。今年は新しく苗を買って植え替えるつもりです。あとは、例年のルッコラ。いくらあっても我が家では困らないので、たくさん植えるつもりです。それと、同じくバジル。霜が降りる前に(バジルは霜に弱く、黒ずんで枯れてしまいます)残った葉を全部摘んで、毎年奥さまが松の実とオリーブオイルを混ぜてジュノベーゼ(ソース)を作って、タッパーに小分けして冷蔵庫で保存しています。市販のモノより断然美味しいそうで、娘の所にも届けています。
あとは苗があれば(奥さまが大好きな)コリアンダーと、昨年同様ハーブガーデンの隅にキュウリ。パセリとバジル、コリアンダーは(奥さまが料理用にすぐ葉を摘めるように)勝手口横のベランダでプランター栽培もする予定です。チャイブはアサツキの代用になります(ビシソワーズに散らされるのがこれ・・・の筈です)し、赤いボンボンの花(ネギボウズ)は花としても楽しむことができます。

 自分で作庭した当時は、今の花壇スペースで(ハーブブームでしたので、園芸店で)入手可能な色々なハーブを栽培しましたが、カモミールやミント類のハーブティーは不評。オレガノやセイジ、そしてタイムやローズマリーも、然程料理には使われず、結局サラダ用にクレソン(地植え可能なアメリカンクレスがネットでも種が見つからなくなり、今年も水耕栽培中)とルッコラ、そして料理にバジルとコリアンダー、チャイブとパセリといった所謂食用ハーブ類が残りました。
 例年同様、遅霜を避けて(特にウリ科の野菜は霜に弱い)5月連休に植えることとし、庭のリフォーム以降、定期的な庭の手入れをお願いしている園芸店ナカツタヤに今年も苗を買いに行きました。ガーデニングや家庭菜園ブームで、最近はホームセンターでも野菜苗がたくさん(安く)売られていますが、値段で選ぶのではなく、丈夫な良い苗を植えないと元も子もないので、その点、老舗のナカツタヤは祖父の代から(農家の人たちにも)定評があります。
 連休中、家内と食料品の買い出しに行く前にナカツタヤに行きました。やはり、連休中のガーデニングか、ガーデンストリート(園芸店)の方は春植えの花を求める人たちで混雑していました。一方、隣の種苗店の方は、時期が少し早いのか(或いは遅いのか)品揃えも少なく人も疎らでした。
先ず、こちらでパセリを2鉢。パセリもハーブの一種ですが、日本では野菜の扱いですね。料理の添え物扱いの市販のパセリですが、地植えをすると全く別物と思える程に味が濃く、とても美味しくて、スープなどに刻んで散らすと最高です。更に4鉢のキュウリのポット苗を購入。キュウリは、昨年植えたのが遅過ぎたためか、あまりたくさん収穫出来ませんでしたので、種類を違えて昨年同様の「夏すずみ」(サカタ種苗)と今年初めてナカツタヤオリジナルという「タントトレル」を二本ずつ購入してみました。どちらも昨年と同じ場所に植えるので、連作障害を避けるため(値段は少し高くなりますが)接ぎ木苗です。
ハーブは園芸店舗に並んでいます。どの店も同様ですが、15年程前のハーブブームの時と比べて種類も減って売り場面積も極端に小さくなりました。
今年はルッコラが全く見当たりません。ところが、一昨年存在を初めて知って、市中に無ければネットで種を取り寄せようかと思っていたワイルドロケットが売られていてビックリ。こちらは、所謂野生のルッコラで多年草です。そこで2鉢購入。ルッコラは、時期をずらして収穫出来るように、一昨年収穫した種を既にハーブガーデンに直播してあるので、また後日ポット苗を探してみます。セイジやオレガノ、ローズマリー、タイムやディル、そしてミント類(我が家の花壇がミントジャングルと化し、大変な目に合いましたので、二度と御免)は並んでいましたが、残念ながらコリアンダーは今年も見当たりませんでした。その日の夕刻、ハーブガーデンとプランターにそれぞれ移植し、土に馴染ませるためにたっぷり水遣りして植え付けが終了しました。
 4月とは打って変わり、5月以降は雨が少ないので、果樹や花壇も含めて定期的に灌水をして・・・。直播をしたルッコラもたくさん芽を出しました。もう少し大きくなってから間引きをします。
後日、近くの食品スーパーで「生産者コーナー」にルッコラのポット苗が売られていたので、2鉢購入して移植。これでルッコラは時期をずらしての収穫が可能です。コリアンダー、どこかで苗を売ってないでしょうか?ネ。
さて、今年のハーブガーデン(+キュウリ)。今から収穫が楽しみです。