カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
7年前、お義母さんの喜寿のお祝いにいただいたシンビジウムの鉢をお裾分けで家内が持ち帰り大事に世話をしてきました。その甲斐あって、5年前に花が咲きましたが、その後玄関に早く出し過ぎて霜害で花芽が枯れてしまったりして、昨年3年振りにまた花が咲きました。
また、実家のある茅野は寒くて花が咲かないからと、2年前にこちらで育てるからと、もう一鉢も運んで来て、昨年初めて花が咲きました(第498話参照)。シンビジウムでも、プロムナード(ミルキーウェイ)という種類の違う花でした。その後、葉が茂り過ぎていたので、いつもの園芸店にお願いして、株を鋤いてスッキリさせてもらいました。
その後も、増えた3鉢を家内が定期的水と肥料を上げたりして世話をしてきました。いつもなら、12月頃には花芽が出るのですが、年が明けて2月になっても花芽が出て来ず、今年は花が咲かないものと半ば諦めていました。
暫くして、いつも通りに世話をした家内が「花芽が二つ出ている!」と歓声を上げて戻って来ました。プロムナードの鉢は株を鋤いたので今年は出ませんが、他の二鉢からは小さな花芽が顔を出していました。
「やったジャン!でも、今年はエラク遅かったね・・・」
花冷えを過ぎて、一気に初夏の様な陽気になりました。
シンビジウムの蕾も大分膨らんで来たものの、開花はもう少し先の様です。蕾の数もこれまでよりも少し少ないような気がします。
一方、我が家の花壇は春爛漫。雑木林ガーデンのクリスマスローズも、グランドカバーのポテンチュラも、そして花壇の花たちも。隣家との塀と芝生との間の狭い空間を使った階段状の花壇。奥さまが、黄色、青、白、赤系とエリア毎に同色の花でまとめています。その中で見つけた小さな白い花、イベリス。一つ一つはあまり目立ちませんが、まとまって咲いているとなかなか見事です。良く見ると、花も面白い形をしています。
芝生も大分青々してきた中で、紅白のハナミズキが今年は随分花芽が多いような気がします。
ポトマック河畔への桜の返礼に米国から贈られたという逸話通りに、庭木としてすっかり日本に定着した感のあるハナミズキが、今度は桜に代わって我々日本人の目を楽しませてくれています。