カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 クラブツーリズム「伊勢神宮・出雲大社・安芸の宮島と瀬戸内海ワンナイトクルーズ」二泊三日の旅、二日目。

 朝、松江を出発し、シジミ漁の舟が出ていた宍道湖を眺めながら、山陰道から中国道を経由し山陽道で一路広島へ。中国山地を横断する道は、途中信州かと見紛うような雪深い場所もありましたが、途中休憩を挟み3時間弱で広島県廿日市にある宮島口に到着。そこからJRのフェリーで宮島へ。
世界遺産にも登録された日本三景の“安芸の宮島”です。奥さまは、秋に次女と来たばかりですが、私は初めて。フェリーは10分程で到着します。途中、牡蠣筏が幾つも海に浮かんでいました。
 ご存じ、シンボルの赤い大鳥居と朱塗りの本殿。もみじ饅頭(島内に28軒とか)を始めとする土産物店などが立ち並ぶ表参道商店街を通り、島内に400~500頭生息している(朝下りて来て、夜には山に帰る)という鹿に出迎えられ(観光客に慣れているのか大人しい)参拝へ。
国宝の建物や平家納経を始め、たくさんの重要文化財などを持つ厳島神社。
平家の氏神として平清盛が現在の姿に造営し、その後毛利氏などからの庇護を受けて来たという海に張り出した優美な寝殿造りの大伽藍は、本殿、拝殿、舞台などを渡り廊下の廻廊で結ぶ独特の様式で、満潮時は海に浮かんだように見えます。
参拝時は干潮で、水は鳥居近くまで引いいて、景観的にはチョッピリ残念。この日、神前で結婚式を挙げられるカップルがおられ、すれ違う参拝客からも口々に祝福を受けて嬉しそう。イイですね、世界遺産での結婚式。一生の思い出になりますね。
 ガイドさんからの説明を受けての参拝の後、再入場して写真を撮りながら、もう一度じっくりと境内を見学した後、境内の裏手から土産物屋さんが立ち並ぶ表参道商店街へ戻ります。途中、幾つもの店が店頭で殻付牡蠣を焼いて売っていましたが、その中から、前回次女が食べて美味しかったという「焼きガキ」の店に立ち寄り、旬の焼き牡蠣を注文(二個で400円)。大粒の新鮮な牡蠣にポン酢を掛けていただきました。その後、お土産(もみじ饅頭一色)を物色したりして集合時間も近くなったため、昼食は宮島には珍しい喫茶店に入って、簡単に牡蠣のクリームパスタとコーヒーのランチセット(私メは勿論ビール!)で済ませましたが、やはり旬の牡蠣が美味でした。なお、穴子飯も宮島の名物の由。
 宮島参拝の後、山陽道から中国道を経由して、下関から関門大橋を渡って北九州の門司へ向かいました。高速に入って間もなく、呉付近を走行中ガイドさんが瀬戸内に浮かぶ江田島にも触れられていましたが、残念ながらどの島か分りませんでした。
軍事教育を賛美する者ではありませんが、「至誠に悖る勿かりしか・・・」で始まる『五省』は、人間の日々の“来し方”として好きな言葉ですので、いつか機会があれば訪ねて見たいと思います。