カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 “♪雪やこんこ”でお馴染みの童謡「雪」を取り出すまでも無く、チロルは雪が大好きでした。胸まで埋まる程の雪でももろともせず、公園に散歩に行くと、雪の積もった広場を、それこそ喜んで駆け回っていました。ですので、童謡に歌われた通りに、犬は雪が好きなのだとばかり思っていました。
雪に中では、スノーブーツを履いていても人間が付いて行くのは大変なので、散歩用のリードとは別に、自由に走り回れるようにわざわざ長いリードをそのために持って行っていました。ま、帰ってから濡れた体をタオルで拭いてあげるのが大変ではありましたが(でも、懐かしいですね・・・)。

 チロルが天国に召されて、ナナだけになった初めての冬。
雪が道路に薄らと積もった平日の早朝、散歩に出てみると、トイレを済ませた途中から嫌がって歩こうとしません。
 「じゃあ、どうしたい訳?」
と聞くと、回れ右!そして、一目散に家の方に戻って行く始末・・・。
また休みの日に、休日用の少し長めの散歩コースに行こうとすると、雪が降り積もった日はそちらには行かず、近回りのコースへ曲がってしまいます。
ナナは室内犬だから・・・そうかと言うと、チロルもずっと室内で飼っていました。犬種に因る差なのか、単にナナが寒い(足の裏の肉球が冷たい)のが嫌いなだけなのか・・・?。
 「犬って、みんな雪が好きなんじゃないんだ・・・」
昨冬までの散歩では、チロルが先立って歩くので、止むを得ずボスの後を従わざるを得なかったのかもしれませんが、この冬はナナだけになったので、自己主張が出来るようになったのでしょう。曰く、
 「アタシゃ、雪道は好きじゃないんだってば!」(とでも言っているんでしょうね、きっと)
ウーン、でも何だかネコみたい、だなぁ・・・。
( “♪ナ~ナはソファーで丸くなる~” )
 【注記】
掲載した写真は、2月5日発売号のビッコミの村松誠さんの表紙絵。偶然にも、雪の中を駆け回るワンコでした。一方、ソファーの上で何ともぐうたらなナナ。

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