カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先日、平日昼前から本格的に降り始めた雪が10㎝近く積もり、早めの帰宅を促すアナウンスがありました。
皆さん心配してくださいますが、三才山峠は有料道路のため、融雪剤散布や除雪など、一般道路よりも早めに対応されるので、カーブや下り坂での無茶な運転さえしなければ一般道よりも却って安全。むしろ平地の積雪で、三才山峠を通行する県外車の大型トラックのチェーンの跡が凸凹になるため、走り辛いことこの上無し。

 早めの帰宅となり、ウィンドーに積もった雪を除雪用の器具で落としてから出発。雪道(凍結路)のコツは、「急」と名の付く運転はしないこと。車は4輪で安定しているので(且つ四輪駆動のSUVですし)、何もしなければちゃんと真っ直ぐ走ります。
 峠道に入ると、しっかりと除雪されていて却って走り易くなりました。
既に平地から積雪でしたので、登り坂で立ち往生している大型車も無く、スムーズ(いつもより皆ゆっくりですが)にトンネルも通過して、雪道では登り坂よりも危険な下り坂に入ります(例え四輪駆動であっても同様です)。
フットブレーキではなく、エンジンブレーキを効かせながらカーブを曲がり始めると、突然屋根の雪がザザーとフロントに纏まって落ちて来ました。一瞬、視界を塞がれましたが、幸い後続車が居なかったので、ゆっくりフットブレーキを効かせて徐行しながらワイパーを早めて雪を落としました。突然のことでビックリしましたが、幸い毎日の通勤で道路の形状も頭に入っているので、焦らず対処して何事もなく済みました。下り坂を走る場合は、ウィンドーだけでなく、屋根の雪もちゃんと降ろしておかないと危ないと思い知らされた次第です。
 昨年2月の大雪を持ち出すまでも無く、降雪での交通や物流への影響、ビニールハウスなどへの被害、また豪雪地帯での雪下ろしなど、雪による被害や負の影響はたくさんありますが、雪はまた重要な水資源でもあります。
松本は、同じ信州でも日本海側の影響を受ける北部(飯山や白馬地方)と違い、北アルプスに遮られているので、むしろ太平洋側の気候に近く、まとまった降雪は、地元で「上雪」と呼ぶ2月から3月。しかし、今年は例年に比べ、積雪量はまだ最大10㎝程度でしたが、降雪の回数が多いように思います。
雪には、枯れ木に咲いた雪の華や里山の雪化粧など、寒さの中にもほっとする癒し効果もあるように思います。雪の功罪、雪の効果と共に、その怖さ、負の部分を知って対応することが大切だと、今回改めて認識した次第。
(掲載した写真は、雪の日に撮影した通勤路の里山の様子です)