カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
愛読のビッグコミックオリジナル連載の「どうらく息子」のコミックス最新刊第11巻が、暮れも押し迫った12月26日発売されました(半年毎の発刊)。
前回の第10巻は、ショッピングモール内にある大手DVDレンタルチェーンに併設の本屋さんは(子供たちが読むような人気コミックではないので)発注が無く取り寄せということでしたので、そこで買おうと思っていた文庫本と一緒に(送料無料にするため)ネットで購入しました。
今回は未読の文庫本が手許にあるので、(送料無料の)千円以上にするために一緒に購入すべき本がありません。そうかと言って、送料を払うのもバカバカしい(この辺が、ネット通販のネックですね)。
今回、自宅の近くの食品スーパーの対面にある“街の本屋さん”に何気なく入って、何か面白そうな文庫本があるかどうか見ていたところ、隣のコミックの棚に見覚えがある緑赤黒(注記)の背表紙が・・・。
「えっ、こんな所(失礼ながら)でちゃんと売ってるんだ・・・!」
大手書店では入荷が無く取り寄せだったのが、小さな街の本屋さんには1冊ずつでしたが、ちゃんと全巻揃っていました。
そこで、店のご主人にお伺いすると、発売当日に確保しておいていただけるとのこと。この本屋さんなら家から車で2分足らずで、毎日の通勤路の近くです。
「やっぱ、(在るべきは)街の本屋さんだよなぁ!」
前回(第880話)は、「買いたくても置いてないからネット購入しがちとなり、結果として“街の本屋”が次々に消えていく悪循環」と書きましたが、小さな“街の本屋”さんでも、ちゃんと「ある」ところには「あり」ました。
「いやぁ、お見それしました!」
大手家電量販に押されて消えかかっていた“町の電気屋さん”が、老人世帯の電球(蛍光灯?)交換などで重宝がられ、また復活していると数年前に話題になりました。街の小さなお店が生き残る術は、大手のコスト至上主義の中で取りこぼされる、こうした街の小さなニーズ(本屋で言えばたった一冊)の積み重ね(或いは掘りおこし)。謂わば「街の御用聞き」(“三河屋さんのサブちゃん”機能)ではないでしょか。
「どうらく息子」がこれから何十巻と続くか分りませんが、少なくとも「どうらく息子」のコミックはネットで頼まず、今後もずっとここで買うことになりましたから・・・。
【注記】
古典芸能の舞台の緞帳などでお馴染みです。歌舞伎での引幕(定式幕)の緑、柿(橙色)、黒の三色が本来で、元々は江戸時代の歌舞伎一座のシンボルカラーが由来とか。
この三色は、巷では永谷園のTV-CMや「歌舞伎揚げ」のパッケージ・デザインなどでも見かけます。
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