カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年は、松本市民にとって嬉しいスポーツの話題がありました。
松商硬式野球部の春の選抜出場当確と松本山雅のJ1昇格決定です(やったね、オメデトウ!)。

 松商は、部内の暴力行為での一年間の対外試合禁止を乗り越えて、解禁となった秋を、新チームとして初めての実戦経験を積みながら、接戦の中で、地区予選、県大会、北信越と勝ち進み、見事に例年2校選ばれる枠内の準優勝となりました(優勝した敦賀気比には完敗だっただけに、全国レベルにはまだまだです)。
不祥事の際は、自業自得とは言え、「名門野球部が・・・」、「古豪が・・・」と全国ニュースで散々叩かれただけに、選手や一時辞任を申し出た足立監督らの頑張りに拍手です(まだ色々問題は残っているのかもしれませんが)。
しかし、その不祥事に比べ、選抜当確のニュースが地元だけで全国的には殆ど取り上げられなかったのは些か腑に落ちません。
あれだけ非難や批判したのであれば、その地獄の苦しみから這い上がった彼らの頑張りを祝福するニュースが、全国的にもう少し流れても良かったのではないかと思いました(別に、松商OBや関係者ではありませんが)。“社会の公器”然として批判するだけがマスコミではないでしょうに・・・。

 そして松本山雅FC。J2昇格後、最速となる3年でのJ1昇格は全国的にも話題となりました。この7日には、J1昇格祝いの市中パレードも行われ、本町から大名町を通り、本丸庭園で昇格報告会が行われたお城までの僅か600mの間に、5万人ものサポーターの皆さんが集まったそうです。
母体企業を持たず、資金力や選手層は決して恵まれていなくても、身の丈を知り、その中で走り切るハードワークで見事掴んだ栄光に拍手です。自分と相手を分析し尽して、自分たちの良さを活かしきった反町監督以下首脳陣の采配と、それに体を張って応えた選手たちに喝采を贈ります。
そして、JFL時代の山雅に来てくれて、マジメに「J1に行く!」と言っていた故松田直樹選手にも拍手と共に感謝です。
将来に向けて、更に時間は掛かるでしょう。反町監督のインタビューによれば、新潟もユースから酒井高徳選手が出て来るのに10年掛かったそうです(但し、監督は「山雅では10年を5年で、新潟が5年掛かったものは3年でやらないと追いつけない」とのこと)。
漸くではありますが、市の予算計上により専用の練習場の工事が市内惣社で順調に進んでいますので、是非ユースを充実させて、そこから一人でも二人でもトップチームへ昇格し、出来れば田中隼麿選手に続く地元出身の選手が一人でも出てくれば、“サッカー不毛の地”と云われた信州で、名実共に地元松本のチームになっていくだろうと期待しています。
ホームゲームに毎試合のように応援に行く同僚もおり、誘われるのですが、週末は農作業等で未だアルウィンへは行けていない“隠れサポーター”です。
来シーズンは、是非一度くらいは背番号12のユニフォームを来てスタンドで応援したいと思います。

 頑張れ!松商~♪、頑張れ!山雅~♪

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