カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 コミック用の4段ボックス(本棚)を流用している、我が家のCD収納。
リビングルームをスッキリさせるため、LPレコードも含めて全て物置に置いています(因みに、リビングのオーディオ機器も、柱を兼ねた作り付けの飾り棚の下にターンテーブル含めて全て収納し、邪魔なスピーカーコードは家を建てた時に床下を這わせてもらってありますので、壁際に置いたスピーカー、D-101スワンとLS-202以外のオーディオ類は一切目に付きません)。
生まれて初めて購入した、分冊百科の小学館のクラシックプレミアム(第830話参照)。2年間に亘り毎月二回送られて来るのですが、まだ半分の24回目の配本が終わったところで既に棚が満杯となり(殆ど聞かない昔のポピュラーや古いJ-PopのCDは、積み重ねてもあるのですが)、これ以上入らなくなってしまいました。
そこで、新しく収納ボックスを購入することにしました。
窓を塞がぬよう(網戸は内側に、サッシは外側に開閉するタイプ)に、今あるボックスの上に重ねて置く前提だと、窓の開閉までの高さが17㎝で横幅は最大70㎝(ボックスは60㎝)と、スペースが非常に限られてしまいます。
そのため、横長の1段のボックスがあればと思い、地元のホームセンターやネット通販で色々探してみましたが無く、2段や3段のボックスを横置きしても、巾(長さ)が90㎝近かったり高さも30㎝近かったりと、いずれも“帯にも襷にも”「長過ぎ」でした。

 そこで、止む無く板材をカットして自分で作ることにしました。
ホームセンターへ農業資材を買いに行ったついでに、板材コーナーを探してみると、ちょうど長さ60㎝(厚さ1㎝を選択)の板材がありました。
材質も色々な種類がありましたが、一枚板よりも安く変形も少ない(多分)ので、パイン集成材(メルクシパイン=日本のアカマツに似た材質のインドネシア産の松とのこと)を使うことにしました。
600mm×180mm(巾18㎝)×10mmを上下天板用に2枚(410円/枚)。裏板に600×160(内側の高さ16㎝)×10が1枚(360円)、横板用に450×160×10が1枚(288円)。
そのホームセンターにはカットマシンが備えてあり、自分で切るよりも正確ですので、45㎝の横板を必要な大きさ170×160×10(裏板の厚みが1㎝ありますので17㎝)に2枚カットしてもらいました。因みに、残った端材(約11㎝)は補強材を兼ねてセンターの仕切板として使います。カット代(1回30円)を含め、材料費はポケットマネーで1528円也。
ちょうどの大きさがあれば、市販のカラーボックスの方が安いくらいですが止むを得ません(但し、ネットで見つけた一番近いサイズのMDF合板のワンボックスが、CD31枚収納のW332mm×H152mm×D171mmを横に二つ並べる場合で、2500円×2個でしたから、強度や見た目はともかく、まぁイイか・・・)。

 パイン集成材は木目が美しく、そのままでも表面もキレイですので、今回は塗装せずに速乾性木工用ボンドで接着させるだけの単純工程で、DIYなどとはおこがましくて言えないレベルです。
買って帰った夕刻、早速ボンドを塗り、(接着する際に、板材を固定するクランプと呼ばれる道具が家には無いので)我が家で一番重い百科事典と辞書を載せて接着させます。速乾性の木工用ボンドで、乾燥までに12時間。
翌朝確認すると、裏板の寸法(160mm)が正確でなかったようで、端に1mm弱の隙間が出来ていたため、爪楊枝を使ってボンドを埋め込んで隙間を塞ぎ、はみ出ているボンドを拭き取ります。再度辞書を載せて乾かせて完成。出来上がりの外形サイズで、W600mm×H180mm×D180mm(注記)。
 早速、既存のCDボックスの上に載せて、クラシックプレミアムを収納してみました。問題なく、全50巻を左右25巻ずつ収蔵可能です。
物置なら人目も気にする必要も無いので、このままでも十分だと思いますが、窓際設置なので日焼けによる変色を防ぐために、いずれ(正月休みにでも)クリアーラッカーで塗装しようかと思います。
【注記】
W×H×Dは外寸のサイズに使われる記号で、それぞれWidth(幅)Height(高さ)Depth(奥行き)を表します。
【追記】
年末に時間が取れたので、スプレー缶のクリアラッカーで塗装してみました。
ホームセンターで購入した300mlの缶ですが、全面3回塗装しようとしたら足りず、もう一缶追加購入し、結局4回塗装しました。
紙ヤスリ(#240と#300)で磨いてからスプレーを掛けましたが、砥の粉は使っていないので、やはり鏡面仕上げには程遠い出来栄え(スプレーは簡単ですが、以前子供のミニコンポ用のオーディオラックを自作した時に使った、刷毛の方がキレイに塗れる気がします)。
しかし、物置に入れるので人目に付かず、目的は日焼けによる変色防止ですので、まぁ、これで十分かと思います。