カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
TV-CMが実に美味しそうに感じられたので、先日第3のビール購入時に、サッポロの新商品「ホワイトベルグ」を買ってみました。
このWHITE BELGは、その名の通りベルギーの代表的地ビールである白ビールの製法を取り入れて作った、ビール風のお酒(第3のビール)とか。
フルーティー感がしないではありませんでしたが、それよりも、何となく舌に残ったのが、最近どこかで感じた後味・・・?
暫く考えて、何となくトムヤムクンに思い至り、「えっ、まさか・・・」。
その数日前にトムヤムクンスープを飲んでいました。
「でも、似てるなぁ・・・」と思って、缶の説明書きを見てみると、そこには「コリアンダーシード」の文字が・・・。
ムム、これは確かにコリアンダーの味だったのです。
「えっ、ビールにコリアンダー!?」
コリアンダー・・・東南アジアでは、香菜(シャンツァイ)或いはパクチー(タイ語)とも呼ばれ、タイ料理やベトナム料理、中華料理にも無くてはならない葉菜?(ハーブ)ですが、東南アジアで一般的に使われるのは葉のみ。また、インド料理のカレー(マサラ)に使われる様々な香辛料の中に、コリアンダーの実も使われていますが、欧州でも専ら実が使われます。そして、実は葉と違って、柑橘系のような芳香なのだとか。伝統的に、ベルギーの白ビールは、これに更にオレンジピール(乾燥させたオレンジの皮)も使われているとのこと。
「ホワイトベルグ」も、小麦とベルギー産のホップを使い、ベルギーの白ビールの特徴であるコリアンダーシードとオレンジピールを使ってあるということです(但し、購入後に飲んで初めて分ったことでした)。
因みに、先々月東京に行った際に、少し職場に寄りたいという娘を待っている間、近くの六本木のオープンテラスのあったドイツのビアホールで勧められた白ビール。同じ白ビールでも、ドイツのそれは小麦を使いますが、ベルギーとは異なり、コリアンダー等の香辛料は用いられないのだそうです。
良く知らずに、CMの印象だけで購入した「ホワイトベルグ」でしたが、コリアンダーは別に嫌いではなく、冒頭のトムヤムクンは大好きですし、東南アジア料理にコリアンダーが欠けると実に物足りなく感じます。しかしながら・・・、うーん、人によって好き嫌いが分れるような気がします。
「ビールには、別に入れなくてもイイでしょ!」
ベルギーの方々は大好きかもしれませんが、個人的には宣伝文句ほどフルーティーとも感じられず、後味のコリアンダーはビアテイストとは(個人的嗜好では)馴染まないと感じましたので、もう今回限りにしようと思います(捨てるのも勿体ない飲兵衛の性で、何とか1カートン終了しました)。
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