カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
チロルのお墓用に、白馬村にある「鉄工房 村の鍛冶屋」さんにモニュメント制作をお願いしてから一ヶ月。
「出来上がりました!」との電話連絡があり、受け取りにまた白馬へ出掛けました。
『昨日の三角形を4枚あわせて、高さ40㎝の四角錐が出来上がりました。四面には、わんこの顔・名前・横姿・秋な景色。
チロルは、今月、天国に旅立ったそうで、この四角錐はチロルの墓標になるそうです。天国から飼い主さんのところに遊びに来る時は、この四角錐を目印におりてきてね、チロル。』
・・・感謝、感激、・・・その優しい心遣いに涙でありました。
作っていただいた四角錐のモニュメント。4面には、チロルの顔、横姿、名前と天国に昇った日付、そして秋の風景(ススキと三日月)を掘ってもらいました。家内のリクエストで、名前と三日月と群雲は鉄板を切り抜いてもらってあり、夜、中でロウソクを灯すと、ほのかに光が漏れるようになっています。
また、座間さんがH/Pに記載いただいた通りに、4面には光が降り注いでいるような模様が上から下へ放射状に焼かれていて、これは「天井から光が降り注ぎ、その光に導かれて天国に昇って行ったチロルが、会いたい時はその光にまた導かれて迷わずに、ここに真っ直ぐ降りて来るように」とのことでした。それを伺って、家内はまた、涙、涙でありました
(「一度でイイから、またチロルに会いたいナ」・・・最近の家内の口癖です)
先日の早朝、ナナと散歩をしていると、トイプーをお連れの初老の紳士から、「もう一匹のワンちゃんは、どうされましたか?」と聞かれ、経緯をお話しすると、「そうでしたか・・・、それはいけなかったですね」と、わざわざ脱帽されて、慰めのお言葉を頂戴しました。別れてから、有難くて涙がこぼれそうでした。他にもワンコのお散歩仲間の方たちから、これまで何度もお悔やみの言葉をいただいています。良かったネ、チロル・・・。
10月中旬の三連休。チロルが亡くなってから、初めて家に戻れた次女も一緒に、庭の一角に穴を掘り、周囲をタイルで囲って小部屋を作り、納骨をして、最後にタイルで蓋をして、その上にこのモニュメントを据え付けました。逝ってから早1ヶ月を過ぎ、人間で言えば納骨をする四十九日法要ですので、これでチロルも安眠できるでしょうか。
「ここなら、私たちをいつでもチロルが見守ってくれるから。それに、私たちも、いつでも部屋からチロルを見ることができるから・・・」
と、場所決めは家内。
夜、日が落ちてから、早速灯明を中に入れて火を着けて照らしてみました。遠目からでも、ぼんやりとロウソクの明かりが漏れ、チロルの名前が浮かんでいるようでした。
家族の想いを汲んで、私たちの想像以上に素晴らしいモニュメントに仕上げてくださった、白馬「村の鍛冶屋」の座間さんに感謝、感謝でありました。
チロル・・・、
いつも傍にいるよ
いつも傍にいてね
チロルよ、安らかに・・・。
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