カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
昨年、小布施堂の季節限定且つ現地でしか食べられない新栗を使った和菓子「朱雀」(第797話)を食しに小布施を訪れた際に、偶然遭遇した「六斎市」。
地元の新栗をはじめ、地元の新鮮な野菜や果樹の産直と骨董市の結構な数のテントが道の両側に並び、特に大きな新栗(大きさにより等級が分れます)は、ここでしか買えないと思えるほどの見事さでした。さすがは栗の名産地です。
昨年お目当てだった「朱雀」は、一度で堪能したらしく、「もうイイ」との仰せで、今年は「六斎市」に是非また行きたいとのこと。併せて、「行ったついで」に、友人からの薦められたという桜井甘精堂のカフェ「栗の木テラス」で「新栗モンブラン」をご所望とか(な~んだ、結局新栗のスイーツも食べるんジャン!)。
ま、そうであれば小布施堂のように開店前から並ぶ必要はないでしょうが(但し、栗の木テラスも人気で行列店の由)結局今年も小布施行きと相成りました。町のH/Pによると、今年の六斎市は10月18日と19日の二日間の開催とのことで、初日の18日にナナも連れて出掛けました。
10時の栗の木テラス開店前に戻ると、既に行列。「テラス」という名前ですがテラス席は無いそうで、ナナは車でお留守番。
2番目の入店でしたが、殆どの方が新栗のモンブラン(390円)をご注文。紅茶だけではなく、コーヒーもポットで出されて(3杯は優にありました)お得感があります。しかも、コーヒー・紅茶とも淹れる/蒸すのも順番通りですので、20組程一度に店内に入れても、サーブまでには小一時間の差がありました。リスト順に沿って指定されたテーブルへ順番に案内される理由が分りました。
1個半食べた奥さま曰く、「朱雀よりも美味しい!」とご満足の様子。
個人的には、しっとり甘みを付けたケーキとしての洋菓子である桜井甘精堂の「新栗のモンブラン」か、やや粉っぽい(ぼそぼそした)感じはしますが、何も混ぜていない新栗の甘味だけの純和菓子の小布施堂「朱雀」か、人それぞれ、好みの問題だと思います。今年は、この時間でも未だ朱雀が食べられるようでしたので、それ程朝早くから並ばなくても大丈夫なのかもしれませんが、新栗を使った朱雀もモンブランも、いずれも行列必至の季節限定の人気商品です。
その後、六斎市会場からは少し離れた地元農産物の味覚祭会場も行ってみました(帰りは、ナナも一緒に無料シャトルバスに乗車)が、ブドウも栗も昨年の方が選択肢は多かったような気がしました。
むしろ、帰路に立ち寄った小布施の道の駅の直売所の方が却って品揃えが多かったような気がします。
昼食は、昨年、インフォメーションセンターで、下手なお蕎麦屋さんよりも美味しいと薦められたので、今年も六斎市に出店している「おろし(辛味)そば」(一杯300円)。モンブランのお返しに、一人で二杯いただいて満腹・・・。その後で、栗の小径など街歩き。
犬同伴OKのテラス席のある店が殆ど見当たらず、人込みの中で、ナナはすっかりお疲れモード。犬たちにとっては、些か受難な小布施行です。
(むしろ、道の駅にはドッグランがあるようです)
【追記】
少なくとも5年以上前ですが、以前職場旅行で小布施に来た時に、喫茶店のテラス席で(男だけで・・・)コーヒーを飲んだ記憶があったので、てっきり「栗の木テラス」だと思っていたら、こちらには「テラス席」は無し・・・。
さて、あれは一体どこだったのだろう?
今回「栗の小径」を歩いていたら・・・記憶に残っていた景色を発見。
そこは、小布施堂のイタリアンレストラン「傘風楼」。こちらの「栗の小径」沿いの一角にウッドデッキがあって、テーブル席が設えてあったのですが、この日は営業していませんでした(こちらの傘風楼でも、朱雀が食べられるらしく、昼頃来たお客さんは1時間待ちと言われていましたので、店内は満席の様でしたが、テラス席は使っていないみたいです)。
後日、ネットで調べると、「傘風楼テラス」とあったのですが、こちらは(北斎館側の)店の入り口にあった大きな木(メタセコイア)横のテラス席のようで、栗の小径沿いではありませんでした。
勿体無い、ワンコ連れに開放すれば良いのに・・・。うーん、やっぱり小布施は犬連れだと行き辛いかもしれません。
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