カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 三才山峠を下って鹿教湯を過ぎ、上田側の西内から荻窪、またトンネルを抜けた平井寺辺りの道路沿いに、何か所もアヤメやアイリスなどが植えられている場所があり、5月中旬くらいから見事な花を咲かせています。

斯く云うものの、「いずれアヤメかカキツバタ・・・」ではありませんが、花菖蒲や、さらにはアイリスも含めて、花の種類は断定出来ません(ネットで調べても、花の違いが良く分りませんが、菖蒲やカキツバタは湿地でないと育たないようですので、畑地や庭にあるのはアヤメかアイリスだと思われます)。
 いずれにせよ、アヤメであろうと、カキツバタであろうと、はたまたジャーマン・アイリスやダッチ・アイリスであろうと、どれも見事な花々の中で、一番惹かれるのは、やや小柄で濃い紫色の花。庭や、時として田畑の脇に群生させて植えられていますが、ひと際鮮やかで見事の一語です。
片やカキツバタで構図こそ違え、尾形光琳の「燕子花図屏風」(国宝。根津美術館蔵)を連想させてくれます。
アヤメも、山間の集落などではずれて咲くので、1ヶ月近く花々を楽しむことが出来ます。気忙しい朝の通勤路でも、心和む瞬間です。
 それにしても、花については(少なくとも通勤路においては)、“花いっぱい運動”発祥の地である松本よりも上田側の方が目を楽しませてくれます。上田の人たちの方が“心豊か”(≒花を育て、愛でるゆとり)なのでしょうか・・・?。