カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
奥さまが、ご親戚が穂高のワサビ農家というお友達から、野生のクレソンを何度かたくさん頂きました。
何でも、ご親戚の湧水のワサビ田にクレソンがたくさん自生しているのだそうで、ワサビの花(結実させず、芋が大きくなるように春に花芽を摘んだ茎)をいただいた時に、クレソンの話題になり、家内が「我が家ではクレソンが大好物で、主人がプランターで水耕栽培をしている」と話すと、「湧水の流水でないと上手く育つ訳がない」と同情され、「誰も採らないから」と、再度ワサビの花を摘みに行った折に一緒に“山のように”採って来ていただいたのだそうです。夏になるとクレソンは強(こわ)くなるので、もう収穫出来るのもシーズン最後だから、とのこと。
しかもメインのワサビの花は、コツがあるからと、ご自分で湯がいて砂糖で揉み、十分に辛味が出てから一緒に届けていただいたのだとか。有り難いことです。
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そこで止む無く、苦労して水耕栽培を毎年試みていますが、やはり湧水で育てる(或いは自生している)様なクレソンと比べれば、育ち方は雲泥の差です。川縁でも野生化して自生している(クレソンは非常に丈夫で、料理に使った端切れだけでも自生します)そうですが、川の上流に何があるか分らないので、湧水地や余程の清流でないと衛生的に不安だそうです。
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また、いただいたクレソンを20本程、水を入れた2瓶に分けて挿しました。昨年までのスーパーで買ったクレソンに比べ、水揚げの早いこと。茎が太く元気な証拠でしょうか(伸びた茎を、既に一度サラダに使いました)。
髭根が一杯生えて来たら、例えバカにされようとも、今年もプランターでの水耕栽培に挑戦します。