カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 12月より、飯田町で、義弟が手打ちそば『丸周』を開業いたしました。

祖父さまから三代続いた印刷業から転進し、これまで趣味として10年以上修行研鑽してきた蕎麦打ちの腕を活かし、築120年という町屋の建物を改築し、城下町松本に相応しい風情ある建物に生まれ変わらせました。
店内の風景を一層引き立てているのは、中庭の樹齢120年という見事な石榴(ザクロ)。(市の)天然記念物に指定してもらえそうな見事な老木です。
県内産の地粉を、店内にある石臼で挽いた手打ち蕎麦は、十割(1000円)と九一(800円)。丸いザルで供されます。特に九一は見事な細さで、咽喉越しも爽やかです。大盛は200円増し。江戸前に近い少し辛目のそばつゆも二年熟成させたという拘りで、薬味には辛味大根も。鴨南蛮や自家製のすんきそばなどの、温蕎麦もあります(写真は九一の大盛)。
 余裕が出たら夜も営業したいとのこと。こちらも昔から趣味で作っていた、自家製の燻製もプロ級なので、今から酒の肴が楽しみです。
また、余裕が出来たら、休耕中の畑が何枚かあるので、そこで松本一本ネギや辛味大根を(田んぼもあるので、更には蕎麦も?)自分で無農薬で栽培すれば良いと思います。
開店祝いと新年会以来、先日初めて営業日の昼過ぎに伺ったら、19席の店内はお客さんで混んでいて何よりでした。
樹齢120年のザクロに負けぬよう、末永く続いていくように、皆様どうぞご贔屓くださいますようお願い申し上げます。
場所は中央2丁目で、駅前通を東へ、飯田町の信号を左折(一方通行)し50mほど北へ行った左側。松本郵便局本局の裏手になります。駐車場がまだありませんので、何卒ご容赦ください。“蔵の町”中町からも歩いてすぐです。

 寒中お見舞い申し上げます。

 喪中の我が家では今年は関係ありませんでしたが、松の内も明けた1月8日。冬型が緩み、松本も午後から雨だったのが、夜半から湿った雪に変わり、明けての9日は5cm程の積雪。
 三才山峠からの山も、見事に雪の花が咲いたかのようでした。一瞬の美しさです。その後は、この冬一番の寒気とか。
 まだまだ寒い日が続きます。皆さまも、どうぞご自愛ください。

 喪中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきます。

 9年近い闘病・療養を経て、12月23日、父綱夫が87歳にて永眠致しました。
 生前父に賜りましたご厚情に謹んで感謝申し上げますと共に、本年も変わらぬご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。