カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
標高1100mの峠越えの通勤のため、平地より早めに冬用タイヤへの交換が必要です(街乗りだけだったら、松本では12月中旬で十分ですが)。
今年は厳冬予想だそうです。列島に寒波が襲った13日は、早くも長野市など北信地方は今年初めての積雪があったそうですが、幸い松本の平地は雨。しかし、道路は影響なかったものの、三才山峠の頂上付近も薄らと雪化粧をしていましたので、例年より1週間早く、その週末にスタッドレスタイヤへ履き替えました。
昨シーズン末にGSで「来年は、もうタイヤ替えた方がイイよ!」と、ダメ出しをされていましたので、10月にセールの始まったタイヤ専門店で新しいタイヤを購入してありました。アルミホイール(10年使いました)も融雪剤でボロボロに劣化しているので、併せて購入しました。その際、タイヤについてお店でスタッフの方に教えてもらったこと。
スタッドレスは、凍結路でも効くように柔らかいゴムが使われていて、数年経つと劣化してゴムが硬くなり、効きが弱くなります。従って、ノーマルタイヤと違い、山や溝が十分残っていても硬くなってしまうとダメ。
峠越えの通勤のため再度使い始めた10年落ちの4駆のSUVなので、あと3年弱で乗り潰す予定。従ってスタッドレスも残り3シーズンのみ。
「そんなに長持ちしなくても良いので、安いタイヤでも・・・」と思いましたが、例えば韓国製。国産の半値です。その店でも一応扱っていて、聞けば、昨シーズン、大量に購入するタクシー会社が韓国製のタイヤを使ったそうですが、山に登れなかったとかで、結局国産に買い替えたとか。圧雪路ではそこそこ効いても、凍結路での効きは条件の厳しい日本国内での試験で鍛えたタイヤメーカーに適わないとか。ミシュラン(日本で開発し全世界に輸出)、ダンロップ(現在では住友系)など外国のメーカーも、スタッドレスタイヤに関しては日本で研究開発しているのだそうです。
「価格も大事ですが、スタッドレスタイヤは、何より安心・安全、命を乗せて走ることを考えれば、値段よりも先ず性能です。」(仰る通り!ご尤もです)
なお、シーズン毎に新モデルが出ます。メーカーも日々研究しているので、年々進化しているのでしょうが、例えば古いモデルはどうなのでしょうか。上述のように、ゴムが劣化(硬化)していくと思いますが、劣化は使用した時から始まるのだとか。従って、5年も前のモデルならともかく、昨年モデルの新品だと殆ど劣化は無いのだそうです。
新品タイヤに履き替えて感じたこと。多分5シーズン近く?使ったであろう古いタイヤと比べての違い・・・。
「あっ、こんなに柔らかいんだ!」と、触っては勿論、走行しても本当に驚くほど(極端に言えば、フワフワした乗り心地)でした。これで、いつ雪が降っても安心して通勤出来ます。そういう意味では、雪道での性能も勿論ですが、値差は安心料だと思った方が良いかもしれませんね。
でも、こんなに柔らかくて高速道路は大丈夫なんでしょうか?・・・気になりますが、タイヤに記されているサイズ記号の末尾の記号から、そのタイヤの最高速度が分かるのだそうです。因みに、私の車は「215/70/R16 100Q」との記載で、その末尾“Q”は160km/hとのこと。全く問題ありませんでした(但し、冬用タイヤは、ノーマルタイヤに比べて雨天走行時のグリップ力は落ちるので要注意だそうです)。