カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
以前食料品の買出しついでに、同じショッピングモール内の回転寿司(全国チェーン店)に昼食に行ってみました。そこはいつも(休日は)家族連れなどが列を作っていて、多少の期待もありました。
待つこと15分。
食べ終わってから、家内が小声で曰く「来なければ良かったネ・・・」。やっぱり、海辺や都会のようにはいきません。
私たちが高速バスを利用して娘の所に行った時など、時々利用する回転寿司が新宿駅にあります。先日も、日帰りで十束さんのコンサートを聴きに行った際に、帰りの高速バスまでに小一時間あったので、いつもの西口地下の回転寿司へ。まだ夕方5時を少し過ぎたばかりだというのに、既に順番待ちの行列です。成田には負けるかもしれませんが、この値段と、松本のどこよりも新鮮なネタに感動。若い頃ほど量が食べられなくなった我々とはいえ、ヒラメやトロなどの高級ネタを含めても一人2千円程度ですから・・・。
「イイなぁ、都会は・・・。」
そこは、新宿駅西口地下のショッピングモールにある『沼津港』という名前の回転寿司。日頃高速バスを利用する家内のお薦めの店。ちょうど京王のバスターミナルへの地階からの上り口にあります。一皿二貫(玉子とか一本穴子以外は)で100円から大トロ800円まで。いつ行っても店の外まで行列ができています。通常の回転寿司チェーンよりは少々高めですが、回転寿司とは思えぬそのネタの良さと値段に感激します。
中でも(個人的に)美味しいのは光りモノ。特に昆布〆にされたコハダと〆サバ。とりわけコハダが絶品で、ほんのり酢を利かせながら昆布の旨味と交じり合い甘くさえ感じられて、一人で何皿もお代わりしていまいました(私以外の我が家の面々は残念ながら光りモノが苦手。美味しいのに・・・)。季節ものだと思いますが、これまで食べた中では、生サバが脂が載っていてクリーミーで甘味もあり絶品でした。また、以前成田で食べた感涙もののマイワシには負けますが、この日のイワシも歯応えがあり新鮮でした。生ゲソも、なかなか松本ではお目に掛かりません。
いいなぁ、都会って・・・(と、また溜息)。
このお店が特別なのか、都会では他の回転寿司も同様なのか分かりませんが、山国信州でも昔とは比べモノにならないほど物流が改善され、今や信州でも水槽で泳ぐ「活きた」イカの刺身が食べられるなど、中には水揚げ漁港から独自の直送ルートを持つお店(奥さまは、松本の「王滝」のお爺ちゃん板さんのフワっとした握りと卵焼きの方が好きだそうです)も出てきたとは言え、お寿司で感動すること自体稀ですし、まして回転寿司レベルでは決してこうはいきません(但し、因みに支払い担当の家内によれば、お値段は全皿100円のような他のチェーン店に比べると決してお安くはないそうです)。
私たちの絶賛するのは、次女の住む成田表参道にある地元のお寿司屋さんですが、そこで食べた後は余計ガッカリするので、暫く(松本では)お寿司を食べないようにしています。家内によれば、成田のショッピングモール内にある地魚を売りにした回転寿司も、十分に美味しいのだとか。
そう言えば、以前札幌に赴任していた後輩が、回転寿司の食べ歩きをすると言っていましたが、漁港や魚市場に近くてネタが新鮮な所では回転寿司で(山国信州と比べれば)充分なんでしょうね。