カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
まだまだうだるような暑い日が続いています。
麺好きにとって夏の中華麺の定番と言えば、何と言っても冷やし中華でしょうか。個人的には、しゃぶしゃぶでもそうですが、ゴマだれよりは甘酢醤油の方が好み。
昔は、夏以外に食べたくても店頭にはなく、その意味では山下洋輔さんや確か岡林信康さんらが作った「全日本冷やし中華愛好会」に大いに賛同し、私メも「ざる蕎麦は年中あるのに、ナンデ冷やし中華は夏しかないんだぁ!一年中冷やし中華が食べたぁい!」と常々思っていました。
そんな先達のご尽力か、最近ではスーパーに年中並んでいるような気がします。また、最近は韓国料理店も増え、韓国冷麺や盛岡風冷麺などの袋入りの生麺も店頭にあるので、本格的な冷麺も手軽に食べられるようになりました。
河原町の飲食店が集まっていた「味ビル」とか、もう無いのでしょうか?(そう言えば、最近丸善京都店が復活との記事を新聞で読みましたが、閉店していたんですね)。そう言えば、京都ではもうじき五山の送り火ですね。
さて、冷やし中華とラーメンの一番の違い。
それは、ラーメンは、具やスープなど、やっぱり専門店で食べるものと家庭では大違い(プロには適わない)なのに対し、一方の冷やし中華は、載せる定番の具が、キュウリやトマト、錦糸卵(炒り卵でも可)、ハムや叉焼などをただ切るだけなので、家庭で作ってもあまり大差が無い、ということではないでしょうか(店によっては、クラゲなどの高級食材をトッピングしたものもありますが。また冷たい「つけ麺」はあっても、冷やし中華がメニューに無い有名ラーメン店も結構あります)。
でも、「あまり変わらないかも・・・」と思っても、そして「やっぱり変わらなかった・・・」と後でガッカリするにしても、何となく専門店の(プロの作る)冷やし中華も一度は食べてみたい気がします。
【追記】
・・・ということで、3店ほどで冷やし中華を食べてみました。
所謂専門店には最近流行りの「つけ麺」はあっても冷やし中華はメニューに無く(「冷やしラーメン」があったので、頼んだら冷たいスープの中華そばでした)、昔ながらの中華料理のチェーン店(長野県ではお馴染みの「ラーメン大学」、諏訪中心に根強い人気を持つ「テンホウ」、「幸楽苑」)でオーダー。
でも、私的結論は「やっぱり、あんまり変わらないなぁ・・・!」という溜息で終わりました。
290円のラーメンが売りの全国チェーン店も含め、冷やし中華はどこも620円~650円という価格設定。味は甘酢の醤油ダレで、トッピングも1店舗だけがくらげが乗っていましたが、あとは特別な食材は無く、キュウリやトマト、ワカメやチャーシュー(或いはハム)の細切りに、店によっては錦糸卵と紅ショウガといたって普通。値段も決して安くもなく、もう外食はこれっきりにして自宅で食べようと思いました(と分かっただけでも、まぁイイか!)。
写真の冷やし中華はお店のもの(珍しく春雨がトッピングされています)と定番の東洋水産のマルちゃん「冷やし生ラーメン」(なぜか、関西の冷麺を意識してか、「冷やし中華」じゃないんですよね)。