カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
会社のある上田市下之郷の上田リサーチパークは、その名の通り企業の研究開発部門や大学などが、森林や田畑といった豊かな自然環境の中に点在しています。
入居した企業や機関などに、市が周辺の環境作りのために桜の苗木を毎年数本ずつ配ったそうで、当社は社歴に合わせてまだ30才未満の若木ですが、本社事業所の周辺にもソメイヨシノを中心に数種類の桜が30本程度でしょうか植えられていて、この時期目を楽しませてくれます。
事業所内の喫煙所の部屋の横にもソメイヨシノがあって、10日程前だったでしょうか、眺めていると、まだ満開前で風も無いのに時折花びらが散っていました。
「えっ、もう散り始めた訳?」
良く見ると、灰色の体長20cm程の大きな鳥が数羽、桜の木で盛んに花を啄ばんでいます。
鳩よりは小さいので、最初はムクドリかと思いましたが、近くで見るせいもあるのか、何となく一回り大きな鳥で、むっくりしておらず体も“尖っている”様に感じがします。
「ムクドリと桜」をキーワードに調べてみると、どうやら正体は「ヒヨドリ」らしく、ヒヨドリは嘴が細く長いために花の蜜を好んで吸うのだとか。そして、この時期は桜の花が大好物なのだそうです。何となく、ムクドリのような気もするのですが・・・?
少なくとも、これまで松本で花見に行っても、桜に鳥が来ていたのを見た記憶がありませんが、会社のメンバーに聞くと然程珍しくはないようです。
昔、労務担当の頃、2月中旬くらいに同じ労連傘下企業の全国労使会議が伊東であり、ちょうど河津桜が咲いているタイミングに当たった年だと、伊東へ行く途中の多分河津駅でしょうか、駅に停車した時に、ホーム周辺にも植えられていた桜の木にたくさんの緑色をした小鳥(多分メジロだったと思います)が群れていて驚いた記憶があります。あれも、花の蜜を吸っていたのでしょうか。
昨日には、既に会社の桜も葉桜。でも、鳥たちはまだやって来ていて、残った花を散らしながら啄ばんでいました。
“梅に鶯”の喩えはあれど、“桜にヒヨドリ”とは・・・?