カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 一坪ほどの小さなハーブガーデン。
我が家のフラワーガーデンスペースは、自分で作庭した時は、花を楽しみ且つ食材としても楽しむべき一石二鳥を兼ねて、これまで色々なハーブを植えていましたが、ミントの生命力の強さ(竹並み)を知らず植えたため、結局はミント・ジャングルと化し、奥様が「何とかしてぇ!」と悲鳴を上げたので、全体(芝生ガーデン以外)を高校の同級生の経営する園芸店に頼んで植栽変更。その中で、ハーブを植えるスペースを僅かばかり確保した部分です。
一時期のハーブブームもあって、園芸店に並んでいたハーブは殆ど全て試しましたが、結局我が家で残った(受け入れられた)のは、ルッコラとクレソン、そしてバジルとチャイブにパセリのみ。特にルッコラとクレソンは、そのままサラダになり、且つスーパーで買うハウス栽培モノと比べ味が大変濃いので、家族の大好物です。パセリも別の野菜と思えるほど味が濃く美味しいですし、バジルはミキサーでバジルソースに(奥様が)しています。

 ところが、昨年のルッコラは購入した苗がひ弱でヒョロヒョロとしか伸びず、思った程収穫出来ませんでした。そのため、最後は諦めて花芽も摘まずにほったらかしにしてありました。

 先日、何気なくハーブガーデンを見てみると、多年草のチャイブが、今年も小さな芽を一杯出していました。また2年目のパセリも青々した葉が出てきています。但し、パセリは2年目に結実するので、葉の収穫は余り期待できません。「料理に使いたい時にすぐ摘めるように」という奥様からのリクエストで、ベランダのプランターでも栽培する株と合わせて植え替えた方が良いでしょう。
そうした中、5月連休明けくらいにルッコラとバジルを毎年6~8株植えるスペースに、何やら雑草が生えています。農作業に時間を取られ、芝生も含め雑草をまだ取る暇がなく、生えっぱなしでそのままになっています。

ところが、良く見てみると、その葉っぱ・・・大分幅広ですが、何となくルッコラの色と形に似ています。試しに葉の先を少しちぎって食べてみると、紛れもなくゴマの味。それも、随分濃いゴマの香りがしました。
「これっ、ルッコラだぁ!」
間違いありません。どうやら、昨年花芽を摘まずにそのままにしておいたので、結実した種がそのまま零れて、春になって自然に発芽したのです。
しかも、園芸店に並ぶハウス栽培のポット苗よりも、人間の手が全く加えられず自然の力だけで育った分だけ、弱々しさが無く随分強い生命力を感じます。太くて立派な株です。ただ茎が短いので、育ててみないと茂るほど大きな株になるかどうかは分かりませんが、全部で8株ありました。野生というか、自然の力は凄いですね。これぞ、大地の恵みです。
 併せて、今年もクレソンを水耕栽培するために発根させるべく、例年よりは少し早いのですが、今年の春は早かったので、先ずはスーパーから買ってきた束を水の入ったビンに入れました。
このまま日光に当てていると、購入時のハウス栽培の柔らかそうな緑一色から、やがて茎が黒っぽくなって逞しい緑色に変わっていきます。
【追記】
あろうことか、11日の未明に(予報通りですが)松本では降雪があり、早朝起きてみると、我が家周辺で3cmの積雪。近所の山側のリンゴ園もご覧の通り、些か季節外れの雪の花が咲きました。3年前にも桜が咲いてからの4月17日に7cm(高台の我が家周辺は10cm近く)の積雪があり、唖然とした記憶があります。その時は30年振りということでしたが・・・。
ルッコラは寒さに弱いので心配しましたが、大丈夫そうです。また、既に半分ほど散ったヒガンザクラも雪を被って寒そうでした。この寒さで花が少しでも長く持てば良いと思います。
松本城の夜桜会は昨日まで。外堀のライトアップは今日までだとか。何とか持ったようですね。今日は南風が強そうで、花吹雪が舞うことでしょう。